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豊橋市自然史博物館研究報告
豊橋市自然史博物館
豊橋市自然史博物館研究報告

豊橋市自然史博物館

年刊

0917-1703

豊橋市自然史博物館研究報告/Journal 豊橋市自然史博物館研究報告
正式出版
收录年代

    岐阜県高山巿呂瀬層から産出したデボン紀床板サンゴ類,"Favosites"及びHeliolites

    一田昌宏
    1-4页
    查看更多>>摘要:飛彈外縁帯森部地域には,デボン系呂瀬層(田沢ほか,2000),石炭系荒城川層·中部ペルム系森部層·ペルム系上広瀬層(磯見·野沢,1957)が分布している.その内,デボン系呂瀬層は,主に珪質の淡緑色酸性凝灰岩からなり,砂岩頁岩互層の薄層や石灰岩の薄層もしくはブロックを挟む.産出化石としては,前期デボン紀を示すウミユリ類Pernerocrinus cf.hayasakai(Minato and Minoura,1977),前期デボン紀と考えられている床板サンゴ類Favositidae gen.et sp.Indet.及びHeliolites sp.,後期デボン紀を示す古鱗木類Leptophloeum rhomoicum Dawson及及び足類Cvrtospirifer sp.A,Cyrtospirifer sp.Bが報告されている.ただし,報告されている床板サンゴ類は骨格が溶脱した内形雌型標本であり,種レベルの同定はなされていない(田沢ほか,1997,2000).なお,呂瀬層は,その岩相と後期デボン紀の化石の産出を基に,南部北上帯と黒瀬川帯のデボン系と対比され(田沢ほか,2000),日本の構造発達史研究において重要な地層である.

    豊橋巿の上唐池と空池で確認された淡水動物

    西 浩孝坂本博一松岡敬二
    5-10页
    查看更多>>摘要:ため池の管理において,池の水を抜き,貯水量を確保するために底にたまった泥を浚う「かいぼり」が行われてきた.かいぼりは,堤の補修,採取した底泥の肥料としての活用,魚介類の捕獲による食資源の調達,底泥の酸化を促すことによる水質保全,共同作業を通じた人々の絆強化といった多面的な機能を果たしてきた(林,2015,2017a).また,外来種を駆除して在来の生物群集を復元することも,かいぼりの目的に挙げられる(飯田ほか,2012;林,2017bなど).

    豊橋巿で採集された愛知県初記録種を含むウスバカゲロウ科(昆虫綱:脈翅目)

    菊地波輝
    11-14页
    查看更多>>摘要:豊橋巿から6種のウスバカゲロウ科を記録し,そのうちクロコウスバカゲロウ,チヤバネホシウスバカゲロウ,クロホシウスバカゲロウ,オオウスバカゲロウの4種は愛知県初記録と思われる.チャパネホシウスバカゲロウ,クロホシウスバカゲロウは近年記載された種で,これまでホシウスバカゲロウと同定されていた可能性が高いため,過去の記録に用いられた標本の再検討が必要であろう.また,クロコウスバカゲロウ,オオウスバカゲロウの2種は砂浜海岸から採集された種で,どちらも良好な砂浜環境を好む種である.全国的に砂浜環境は悪化しており,多くの海岸性昆虫の減少が指摘されている(丸山,2004;郷右近,2010;鶴崎,2015).愛知県における砂浜環境の昆虫の生息状況は十分に調査されていないが,本記録の採集地点である東細谷海岸は良好な砂浜環境が残されており,本種を含めた砂浜に依存する生物の生息地として保全上極めて重要であろう.

    豊橋巿自然史博物館に寄贈された新鉱物浅葱石のcotype標本

    丹羽美春
    15-18页
    查看更多>>摘要:当館は,2022年に愛知県新城巿中宇利鉱山から発見された新鉱物,浅葱石のcotype標本の寄贈を受け収蔵している.今回,浅葱石についてと寄贈の経緯について報告した.