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期刊信息/Journal information
形成外科
克誠堂出版株式会社
形成外科

克誠堂出版株式会社

0021-5228

形成外科/Journal 形成外科
正式出版
收录年代

    美容外科の教育問題や専門医について思うこと

    杉本庸
    1页
    查看更多>>摘要:形成外科学会や美容外科学会などで,美容外科の教育問題や専門医制度をテーマに したシンポジウムやパネルディスカッションな どが開催されています。その中では,美容外科専門医不要淪や形成外科専門医不要論を述べる 先生までおられます。しかしながら,教育や専門医制度が,美容外科 の発展のために重要なのはいうまでもありませ ん。今まで日本の美容治療は,あまりにも医師の 倫理観任せで,それだけではどうにもならない 時代になっているのは間違いないと思います。注入剤,注射剤,医療材料類,レーザー, RF, HIFUなどの医療機器類など,安全性の検 証や情報開示が不十分なまま市場に投入され, これまで美容とはかかわりのない医師が多数参 人し,広告やSNSを使って拡散し,誰もそれ について疑間を感じず,(言葉は悪いかもしれ ませんが)壮大な人体実験の埸になっている日本の美容業界が,はたして健全に発展していく ことができるのか,と案じています(美容治療 は,所詮そのようなものだといってしまえば, それまでですが)。

    私の乳房再建選択アルゴリズム

    清川兼輔
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    查看更多>>摘要:近年乳癌患者の増加に加え乳房切除後の再建が保険収載されたことで,その再 建数は年々増加しています。そして,その再建手術には多くの形成外科医が関 わっており,それぞれの医師がその再建法の選択について一定のアルゴリズムを もって臨んでいると思われます。おそらく選択する項目としては,①再建をする かしないか,②一次か二次か,③一期か二期か,④自家組織かインプラントか, ⑤インプラントの選択(種類,サイズなど),⑥自家組織の選択(RAMかLDかその他か)などがあると思います。そして,それらを選択する基準としては, ①患者の希望,②年齢,③癌のステージ,④乳房の大きさ,⑤切除法や切除範 囲,⑥術者や施設の方針(得意な技術や考え方),⑦術後の放射線治療や化学療 法の有無などがあると思います。

    私の乳房再建選択アルゴリズム①-当科における自家組織乳房再建術式-

    冨田興一田港見布江久保盾貴
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    查看更多>>摘要:自家組織による乳房再建では.柔らかく温 かみのある自然な乳房が再現できることか ら,再建乳房の患者満足度は一般に高い。こ れまでにさまざまな再建方法が開発されてい るが,それぞれが長所と短所を有する。その 選択にあたっては.まず患者の体格(乳房サ イズ.ド垂の有無,体脂肪量)や治療内容 (乳癌術式,放射線照射の有無など)を十分 に把握する必要がある。そのうえで,社会的 背景(仕事内容,出産予定の有無,経済状況 など)を含めた患者の希望を考慮して決定さ れることが望ましい。本稿では,これまでのわれわれの経験か ら,自家組織再建法を選択するにあたって当 科で定めている大まかなアルゴリズムを示 す。さらに,現在われわれが最も頻繁に用い ている再建法である脂肪付加広背筋皮弁に関 して,重要と思われるポイントや術後成績に ついて述べる。

    私の乳房再建選択アルゴリズム②-自家組織を用いた乳房再建(片側から両側再建まで)-

    葛城遼平佐武利彦武藤真由
    11页
    查看更多>>摘要:近年の乳癌薬物療法の発展は目覚ましく, subtype分類や遺伝子変異の有無によって個 別化治療が進んでいる。一部の乳癌において 手術を省略する試みがあるが,現時点におい て乳癌治療の中心はやはり手術であり,再建 を希望する患者も多い。乳房再建において も,質の高い治療のためには個別化が必要で あり,われわれはこれまでに片側再建のアル ゴリズムを報告してきた。さらに近年で は,両側乳癌患者や遺伝性乳癌卵巣癌症候群 (hereditary breast and ovarian cancer syndrome :以下,HBOC)患者に対する両側再 建を行う機会も増えてきた。そこで今回は, 片側再建のアルゴリズムのアップデートに加 え,両側再建のアルゴリズムを新たに報告す る。

    私の乳房再建選択アルゴリズム③-東京医科歯科大学病院2022年版-

    植村法子森弘樹
    8页
    查看更多>>摘要:乳房再建は女性の心の再建でもあり,方法 については患者の希望を第一に医学的なアド バイスを加えて決めていくことになる。近年 は乳癌切除手術?補助療法の変化に加え,乳 房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫 (breast implant associated anaplastic large cell lymphoma : BIA-ALCL)や遺伝性乳癌 卵巣癌症候群(hereditary breast ovarian cancer :HBOC)などの新たな問題についても 考慮に入れる必要がある。当院での経験に基 づき,社会の動向を加味して作成したアルゴ リズムと患者説明に用いているパンフレット を示し,共有意思決定の実際について述べる。

    私の乳房再建選択 アルゴリズム④-当科における乳癌治療と乳房再建の選択-

    安田圭三鍋俊春
    11页
    查看更多>>摘要:近年,乳癌患者は年々増加傾向にあり,そ れに加えて再建方法の発達やネット社会の発 展に伴い情報収集が容易になったことなどに より,乳房再建を希望する患者の数は増えて いる。2013年よりシリコンブレストインプ ラント(silicone breast implant :以下,SBI) が保険適用となり,SBIによる再建が一気に 広まったが,2019年に国内初の乳房インプラ ント関連?未分化大細胞型リンパ腫(breast implant associated anaplastic large cell lymphoma :以下,BIA-ALCL)発症例が報告さ れ,一時的に国内でのインプラントの使用が 困難になった。これを機に複数社のイン プラントが保険承認され,使用するインプラ ントの選択肢が増えた。自家組織について は,主に深下腹壁動脈穿通枝皮弁か広背筋皮 弁での再建が行われることが多いが,浅下腹 壁動脈を用いた腹部皮弁や大腿深動脈穿通枝 皮弁といった新たな方法の自家組織再建も広 まりつっある。現状で保険適応ではないが, 脂肪注入などのオプションを施設によっては行っている。乳房再建の選択肢が増え,世界 的にさまざまな方法論やガイドラインが発表 される中で,今回当施設で行っている乳 癌治療?乳房再建をアルゴリズムとしてまと めたので紹介する。

    私の乳房再建選択アルゴリズム⑤-患者が選ぶ乳房再建法-

    梶川明義
    11页
    查看更多>>摘要:乳癌がほかの臓器癌と異なる点は,治療が 患者の外貌に大きな変化をもたらすことであ る。したがって乳癌の告知にあたっては,乳 房切除の説明と同時に乳房再建の可能性につ いても説明する必要がある。患者は乳房再建 の可能性を知ることで,治療に前向きになる ことができる。著者の乳房再建法選択の原則 は,患者にできるだけ多くの再建法を説明 し,患者自身に再建法を決定してもらうとい うことである。本稿では,そのアルゴリズム と決定法について紹介する(図1)。

    私の乳房再建選択 アルゴリズム⑥-内視鏡を利用した再建術-

    淺野裕子
    7页
    查看更多>>摘要:医療の質や安全性の向上のために,高い専 門性をもった多種多様なスタッフが目的と情 報を共有しつつ,連携して医療を提供するこ とが「チーム医療」である。乳癌の治療にお いても,それはすでに広く実践されている。 したがって,形成外科医が乳房再建におい て,その高い知識と技術をもって実力を発揮 するためには,乳癌についての知識を併せも っことも必要とされる。本稿では,乳癌の治 療の中における乳房再建の立ち位置にも触れ ながら,当院の乳房再建選択アルゴリズムに ついて述べる。当院では,乳腺センターとして乳腺外科医 と形成外科医(再建外科医)および放射線診 断医に加え乳がん看護認定看護師がチームを 組み,乳癌診療に当たっている。当院の乳癌 外科治療の特徴として,①乳癌手術の創をで きるだけ短くすることを目的に,2000年より内視鏡を用いた手術を行っていること, ②ゲル充填人工乳房(silicon breast implant : 以下,SBI)が国内で薬事承認された2012 年より前から,すでにSBIによる再建と健 側乳房の乳房増大術などの手術を保険診療外 で行っていたことの2つが挙げられる。

    編集委員長コラム第37回病院長職

    細川亙
    1页
    查看更多>>摘要:内科や外科や整形外科などと比べれば歴史が 浅くて教室規模が小さい形成外科学教室の教授 が,退職後に公立あるいは公的な総合病院の院 長になる例はこれまでそう多くはなかった。日本の各大学の歴代の形成外科学教授の退職 後を思い出しても,島田市立病院長を務められ た西村善彦京都大学第2代教授,佐世保市立 病院長を務められた藤井徹長崎大学第2代教 授,日本赤十字社長崎原爆病院長を務められた 平野明喜長崎大学第3代教授,浜松労災病院 長を務められた鈴木茂彦京都大学第3代教授 など,片手くらいの数の方が思い浮かぶ程度で ある。私の場合,教授定年まで2年を残して,地 域医療機能推進機構という厚生労働省管轄下組 織の1病院の院長に就任することになった。

    形成外科Topics !令和4年度診療報酬改訂について

    関堂充
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    查看更多>>摘要:診療報酬は保険診療の根幹を成している。 外来?入院?手術?処置などすべて診療報酬点数に基づいている。日々進歩する医療や変 化する社会状況において改訂が必要となる分 野である。しかし,多忙な日常診療で内容や 詳細に関心をもっことが難しい医師も多いと 思われる。著者も専門医取得まではほとんど 関心がなかったが.医長や部長として経営会 議などに出席するようになり,重要性を認識 せざるを得なくなった。日本形成外科学会で は社会保険委員会を主として診療報酬改訂の 新規収載要望や改訂要望を行っている。本稿では診療報酬改訂のしくみ,日本形成 外科学会社会保険委員会の取り組み,および令和4年度改訂に関して解説する。