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臨床外科
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0386-9857

臨床外科/Journal 臨床外科
正式出版
收录年代

    外科医が担うがんの緩和医療について 病院を統括する立場で想うこと

    小寺泰弘
    3页
    查看更多>>摘要:緩和医療は極めて重要である。外科医は現時点ではこれを担う立場になることが多いので,立ち居振る舞いと 症状緩和の基本的な知識は身につける必要がある。しかし,個々の外科医が多くのものを背負いすぎないよう,緩和医療もチーム医療に上手に落とし込んだ体制 の構築が必要である。本誌「臨床外科」の内容は消化器の分野が中心であ り,扱う疾患には悪性腫瘍が多いのが実情である。現 在の考え方では,癌が診断された瞬間から緩和ケアが 必要となる。残念なことに筆者には,緩和医療の意 味を取り違えるとともに適切な「医師の働き方」から も大きく逸脱した診療体制で苦しんだ過去があり,外 科医として成長する過程で緩和医療について良いイ メージをもつことができなかった。しかし,年齢を重 ねた現在,こうした恩讐を超えて,緩和医療は患者さ んにとって極めて重要なものであると理解しているっ もりである。

    診断時からの緩和ケア

    下山理史
    5页
    查看更多>>摘要:本稿では,3つのことを皆さんと一緒に考えることとする。まず,緩和ケアの定義等について確認したのち,そ の担い手について考えたい。そのうえで,日本で生まれた「診断時からの緩和ケア」という考え方について 「早期からの緩和ケア」との違いも含め概説し,外科医が担う緩和ケアについて記すことにする。そして,最後 に緩和ケアの展望を述べてまとめることとする。その内容を簡単に記載すると,緩和ケアはQOLの向上であり,これは医療ケアの目的と合致している。緩和ケ アの担い手は,現場で患者さんご家族に会う医療者すべてである。外科医が担う緩和ケアは,基本的緩和ケア を中心としているが,これこそが診断時からの緩和ケアである。最後に緩和ケアの展望としては,この外科医が行う基本的緩和ケアの充実と同時に,その中で関心のある方々 には是非,専門的緩和ケアまで学び提供していけるとよいと考えている。もちろんその際,そのほかの専門的 緩和ケアの担い手とは協働して患者さんご家族を支援していくことが期待される。

    これだけは知っておきたい緩和の知識①外科医のためのがん疼痛管理

    藤本肇
    6页
    查看更多>>摘要:治療早期からの患者のQOLを改善するための緩和ケアの一環として,適切な評価に基づく疼痛管理を行う。治療目標を立て,オピオイドの選択と,投与経路,用量,レスキュー薬の設定を行い,副作用への対応を図る。治療効果の評価に基づく用量の調節やオピオイドの変更を行い,必要に応じて薬物療法以外の治療も選択する。

    これだけは知っておきたい緩和の知識②栄養と薬物療法

    西智弘
    4页
    查看更多>>摘要:悪液質について「知っている」と早合点するのは危険?診断基準をもう一度確認しよう。悪液質の存在は,化学療法の効果を弱め,患者の寿命を短くする可能性がある。アナモレリンは食欲や体重を増加させることで悪液質改善に寄与するが,限界があることも事実であり,栄養?運動療法と組み合わせた複合的介入も検討する。

    終末期がん患者に対する リハビリテーション医療の役割

    安部能成
    4页
    查看更多>>摘要:緩和ケアとしてのリハビリテーション医療の要点は,トータルペインの観点から多面的にアプローチすること にある。リハビリテーション医療では,機能回復,機能維持,機能低下というおのおのの状況において,その方向性?目標設定が異なっている。終末期がん患者に対するアプローチでは,主訴解決から希望の実現へとリハビリテーション目標を移行する必 要がある。

    緩和治療における侵襲的処置食道癌に対するバイパス手術と ステント留置術

    谷島翔八木浩一石橋嶺瀬戸泰之...
    6页
    查看更多>>摘要:食道癌による穿孔/穿通,瘻孔形成,高度狭窄に対して,根治切除不能な場合,バイパス手術あるいはステント 留置術が考慮される。バイパス手術は,全身状態が良好で予後3~6か月以上が見込め,後治療が十分できる症例に適応する。ステント留置術は,バイパス術と比較して侵襲が少なく,処置後2~3日で効果が得られる点が利点である。食道癌は食道という狭い管腔臓器に発生するために, 進行すると容易に狭窄をきたす。実際に,食道癌患者 の初発症状の多くが「嚥下時のつかえ感」である。進 行食道癌の治療は,化学療法,放射線療法(RT)/化 学放射線療法(CRT),手術を組み合わせて行うこと が多いが,治療過程において穿孔/穿通,瘻孔形成, 高度狭窄をきたした場合に根治切除が不能であれば, 食道バイパス手術,あるいは食道ステント留置が適応 となる。

    緩和治療における侵襲的処置悪性気道狭窄に対する気道ステント

    宮澤輝臣
    4页
    查看更多>>摘要:悪性気道狭窄には,通常は硬性気管支鏡を使用したシリコン気道ステント(Dumonステント)の留置が可能で ある。?ハイブリッド気道ステント(AEROステント)は悪性気道狭窄に対して適応があり,軟性気管支鏡で使用され ている。ハイブリッド気道ステントは気管支ファイバーでデリバリーシステムを用いて留置可能,フルカバー で取り出し可能である。二チノールをレーザーカツトしたステント骨格がポリウレタン製のカバーで完全に覆われているので気管支 ファイバーでの留置ができ,硬性気管支鏡での回収も可能である。

    緩和治療における侵襲的処置緩和手術としての胃瘻造設術

    熊田宜真深川剛生清川貴志外村修一堀川昌宏...
    7页
    查看更多>>摘要:胃瘻は,メリットも大きい一方で,高齢者や終末期患者への安易な胃瘻造設が社会的な問題となっている。胃瘻の適応に関しては,医学的な判断に加えて社会的,倫理的な側面を加味する必要がある。特に終末期や高齢者の胃瘻造設にあたっては,患者の病態や合併症のリスクなども総合的に勘案して,造設の 是非を検討する必要がある。

    緩和治療における侵襲的処置胃癌幽門狭窄に対する処置:胃腸吻合かステントかプロペンシティ?スコア?マッチングによる解析

    芳賀克夫
    4页
    查看更多>>摘要:日本胃癌学会は,胃癌幽門狭窄症例に対して胃腸吻合術(以下,バイパス術)または内視鏡的胃十二指腸ステ ント挿入術(以下,ステント術)を実施した症例を全国調査した。両群間の背景因子を揃えるために,プロペンシティ?スコア?マッチング解析を実施した。ステント術群はバイパス術を比べて,術後合併症は有意に少なく,術後食事摂取量は同等で,術後生存期間も 同等であった。

    書評:森田達也,木澤義之(監修)西智弘,松本禎久,森雅紀,山口崇(編)緩和ケアレジデントマニュアル第2版

    勝俣範之
    1页
    查看更多>>摘要:緩和ケアは,「診断された時から の緩和ケア」として,がんが診断さ れた時から提供されるべきとしてい ます(厚労省,2012年)?この『緩 和ケアレジデントマニュアル第2 版』は,日本の緩和ケアの第一人者 の先生方が中心になって,最新の情 報をもとにつくられた実践的な教科 書であり,マニュアルです。近年,緩和ケア研究は,治療研究 にも劣らず,たくさんの臨床研究が 行われ,多くのエビデンスが積み重 ねられてきています。本書では,そ の得られた最新かつ最善のエビデン スをベースに,きちんとレビューされ,丁寧な記載がなされている点が 素晴らしいと思います。また,文献 にはPMIDを記載してくれている ので,実際に参照する上でとても便 利です。さらに,おのおのの治療や ケアに対して★がっけられており, ★は「観察研究などがある」,★★ は「RCTが1つある」,★★★は 「メタアナリスまたは複数のRCT がある」としていて,とてもわかりやすいです。