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藥學雜誌
日本药学会
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0031-6903

藥學雜誌/Journal 藥學雜誌
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    生体内ビタミンE輸送の決定因子a-TTPの生理機能と先天性欠損症 一日本薬学会賞受賞対象研究の一部としてー

    新井洋由
    21页
    查看更多>>摘要:私は,大学4年生で入室した研究室が脂質を研究 対象としており,そのとき以来脂質を中心とした研 究を展開してきた.特に大学院時代はリン脂質の分 解酵素の1つであるホスホリパーゼの同定を目指し ていたが,技術的基盤もなく研究はほとんど進まな かった.そこで博士課程を修了後,タンパク質を扱 う技術を習得しようと米国に留学した.4年間の留 学生活となったが,日本に帰国し研究テーマを決め ようとしたとき,脂質を扱える人はタンパク質を扱 えない,タンパク質を扱える人は脂質を扱えない, 自分はどもらも扱える,との生意気な思いから,脂 質に係わる未知のタンパク質を同定することをテー マにしようと考えた.当時は既に遺伝子クローニン グの技術はあったが,全ゲノム配列の情報はまだな <,精製ークローニング,という手法が王道であった.

    20年後に求められる薬学人材養成に向けた薬学教育モデル?コアカリキュラム

    平田收正鈴木匡
    2页
    查看更多>>摘要:薬学部を有する国公立19大学は,2016年度から 文部科学省の支援を受けて「高度先導的薬剤師の養 成とそのグローカルな活躍を推進するアドバンスト 教育研究プログラムの共同開発」事業を行ってい る.この事業の一環として2019年6月に国公立大 学薬学部長(科長?学長)会議の下に「国公立大学 薬学6年制教育研究検討委員会」を設置し,国公立 大学の薬学教育研究に関する様々な課題を取り上 げ,その解決に向けた検討を行っている.具体的に は,①薬学教育モデル?コアカリキュラム(以下, コアカリ)に準拠した薬学教育の在り方,②実務実 習実施体制,③文科省令改正?入試改革への対応, ④第三者評価への対応,⑤共用試験の在り方,⑥大 学院博士課程における教育研究の在り方等を課題と して取り上げている.特に,現在,2024年度入学 生から導入する予定で,文部科学省の主導の下でコ アカリの改訂について検討が行われていることか ら,課題①については国公立大学として喫緊の取り 組みが必要と考えられる.

    高等教育としての薬学教育におけるカリキュラムの在り方一概念理解型カリキュラムのすすめー

    山田 勉
    14页
    查看更多>>摘要:はじめに 6年制薬学教育モデル?コア カリキュラムの平成25年度改訂は,医療人として の薬剤師養成を推進するための広範囲にわたる取り 組みであった.とくに注目すべき点は,学習成果基 盤型教育への転換が図られたことである.すなわ ち,薬剤師として求められる10の基本的な資質を 掲げ,その資質を身につけるための一般目標 (general instructional objective; GIO)と到達目標 (specific behavioral objective; SBO)が設定されて いる.さらに,2つの旧カリキュラム(薬学教育? 薬学実習)を関連づけて1つにするという基本方針に沿って,計1446もの目標も1073のSBOに整理 されているD (これらは関係各所との調整を含め て,膨大な時間と労力を要する作業である.改訂に 従事された関係各位にまずは敬意を表したい).

    20年後に求められる人材育成を見据えた薬学教育モデル,コアカリキュラム そして基本的な資質の方向性を考える

    鈴木 匡
    7页
    查看更多>>摘要:2006年度から始まった6年制薬学部教育は,既 に!5年が過ぎ,新しい薬学教育のために2002年, 2003年に作成された薬学教育モデル?コアカリ キュラム(コアカリ)1)も2013年度に改訂され,改 訂されたモデル?コアカリキュラム(改訂コアカ リ)2)により教育された薬学生も社会に出て活躍を 始めている.

    薬学実践4しての卒業研究と実務実習の在り方

    国嶋崇隆
    7页
    查看更多>>摘要:卒業研究と実務実習は,平成25年改訂薬学教育 モデル?コアカリキュラム(以下コアカリ)の大項 目FとGにそれぞれ分類されるもので,A-Eの領 域で学修した内容に基づいて,基本的な資質に示さ れる主要な能力を養成するための総合的な学修領域 として位置づけられる.同時に,大学毎に掲げる教 育理念や人肩育成方針などの独自性を最も反映し易 い科目でもある.金沢大学薬学類?創薬科学類では 高度医療を担う主導的薬剤師を始め,薬系大学教 員,薬学研究者,保健行政担当者など,「薬学分野 の多様な職種で活躍するリーダー」を育成すること とし,この目的を達成するための様々な取組を行っ てきた.本シンポジウムでは,こうした人材育成方 針を掲げるに至る背景となった薬学教育における現 状分析と,それに基づいた本学の改革を紹介しながら,卒業研究と実務実習の在り方と今後について考 える機会としたい.

    教育の質保証の視点から見た薬学教育の在り方一第!期薬学教育第三者評価を終えてー

    平田收正
    8页
    查看更多>>摘要:評価機構による第三者評価は,わが国における薬 学教育機関の教育の質を保証するために,薬学教育 プログラムの公正かつ適正な評価等を行い,教育研 究活動の充実?向上を図ることを通して,国民の保 健医療,保健衛生,並びに福祉に貢献することを目 的とするものである.第1期の第三者評価は2013 年度から開始され,2019年度までに全74薬系大 学?薬学部が受審した.第三者評価は,各大学が行 う薬学教育プログラムに関する評価基準に基づいた 自己点検?評価を基にピュアレビューを行う外部質 保証であり,2021年度から始まる第2期の第三者 評価では,各大学における内部質保証を重視し,3 つポリシーに基づく大学教育の質の転換,さらには 学修成果に係る評価の充実を薬学教育の質向上のための重要な基軸として,新たに評価基準を定めてい る.一方2021年6月には,厚生労働省「薬剤師の 養成及び資質向上等に関する検討会」において約1 年かけて議論された薬剤師の質向上に係る薬学教 育?薬剤師養成教育の課題の指摘とその解決に向け た提言がとりまとめとして公表された.上記の第1 期第三者評価の結果及びこの検討会のとりまとめか らは,様々な薬学教育プログラムに関する深刻な課 題が見えて来るが,本稿ではその中から薬学教育モ デル?コアカリキュラム(以下,コアカリ)に係わ る課題を取り上げ,その改善について議論したい.

    髄鞘研究への招待

    馬場広子
    17页
    查看更多>>摘要:1980年3月に山形大学医学部を卒業し,2年間母 校の第三内科(佐々木英夫教授)で内科研修した後, 1982年5月から新潟大学脳研究所神経内科(宮武 正教授)に入局した.学生時代から神経内科入局ま で,臨床医としての未来しか描いていなかったが, 「大学にいる者は研究せよ」という当時の神経内科 医局方針と,診断がついても治療方法が極めて限ら れた臨床現場での主治医としての無力感から,当時 の臨床指導医佐藤修三先生の下で実験を始めた.そ の後,米国国立衛生研究所(National Institutes of Health; NIH) (Dr. Richard H. Quarles)への 2 年 間の留学を経て研究自体の面白さを知り,帰国して 2年間国立療養所で臨床に戻った後に医局を辞め,米国多発性硬化症協会のフェローシップ程取得し,カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校芸(功|? Wendy B. Macklin)に留学して4年間過ごした.1994年10月国立生理学研究所(池中一裕教授)助 手に採用され,1998年8月名古屋市立大学医学咅"-. 第二生理学教室(西野仁雄教授)講師(のちに帰歎:" 授)となり,学生教育(生理学講義?実習)を 経験した.その後2001年1月1日から2021年3月31 日まで東京薬科大学薬学部機能形態学教室教授とし て薬学教育?研究に従事してきた.

    亜鉛イオン動態を機軸とする脳の機能と病態解析

    武田厚司
    12页
    查看更多>>摘要:亜鉛の発見は1746年とあり,鉛に似た性質を持 つ金属として日本人が亜鉛と命名したとある.亜鉛 は有害金属としてよく知られている鉛に似た金属と して日本では長い間注目されなかった,1869年, アプリコット,タマネギ,ピーナッツなどの特定の 果物や野菜低「黒カビ」と呼ばれる病気を誘発する 真菌であるAspergillus nigerの成長に亜鉛が必要で あることが発見された.その後,亜鉛は動植物中に 一様に存在すること,動物体内の組織?臓器で亜鉛 濃度が異なること,脳の亜鉛濃度が比較的高いこと が明らかとなった.脳内では海馬,扁桃体で亜鉛は 相対的に高濃度で存在する.1934年にはラットを 低亜鉛食で飼育し,発育,成長に亜鉛が重要な役割 を担うことが証明された.1939年には炭酸脱水酵 素の構成成分であることが報告され,その後数百種類の亜鉛酵素の発見につながった.1961年には Prasadらによりイラン,エジプトなどでヒトでの 成長遅延などを特徴とする亜鉛欠乏症が発見され た.遺伝子の複製や発現に関与するタンパク質は亜 鉛を必要とし,DNAやRNAに結合するタンパク 質はzinc fingerという特有な構造を持つ亜鉛結合タ ンパク質である.そして,精子形成,受精,味覚, 免疫など多彩な亜鉛の生理作用が明らかにされてき た.

    モデルナ社の新型コロナワクチンに混入した異物に関する調査

    柴田寛子山本栄一安藤大介内山奈穂子...
    8页
    查看更多>>摘要:令和元年に発生が確認された新型コロナウィルス 感染症は世界各地に急速に拡大した.わが国におい ては令和2年1月に最初の感染者が確認され,国内 患者数は累計約370万人,死者数は約2万人に達し た(令和4年2月)?日本政府は,新型コロナウィ ルスの感染,発症?重症化予防のための早期ワクチ ン接種に向けて,ファイザー社,モデルナ社及びア ストラゼネ力社とワクチン供給契約を締結した. ファイザー社のワクチンは,令和3年2月14日に 薬事承認され,同月17日から接種が開始された. また,モデルナ社及びアストラゼネ力社のワクチン は,令和3年5月21日に薬事承認され,モデルナ社のワクチンは同月24日から接種が開始された.

    高校生の尿中コチニン値を用いた受動喫煙の実態と受動喫煙に対する認識調査 一高校生が制作した動画を用いた喫煙防止教育の効果一

    千石莉音西隅勇翔谷川愛采和田真志...
    8页
    查看更多>>摘要:改正健康増進法において,学校での喫煙は「屋外 で受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた 場所に喫煙場所を設置することができる」という措 置を例外として,敷地内禁煙が令和元年7月1日に 施行された.1)本研究において,調査した高校においても2004年より敷地内禁煙が実施されており, 学内で受動喫煙の影響を受ける可能性は極めて低い と考えられるが,喫煙者がいる家庭,電車やバスな どの通学時など学外での受動喫煙被害を受けるリス クがある.学生の健康白書2019によると,大学4 年生の喫煙率は,男子13.6%,女子2.6%と報告さ れ,2010年度の調査結果と比較すると男女ともに 低下しており,喫煙リスクの啓発やたばこ税の増税 など社会情勢の変化を反映していると考えられ る.