查看更多>>摘要:本年1月号P45の2.1節で述べたように,1812年に世界最初の都市ガス会社が設立された。用途は照明であり,1月号P45写真14に示すような拡散火炎(赤火火炎)を利用しており,スリット状のノズルから石炭ガスを噴出させて単純に燃やすだけのものであった。1855年,ガスをノズルから噴出させその運動量で空気を吸引してガスと空気を混合してから燃焼させるいわゆる予混合燃焼がブンゼンにより発明された。このブンゼン燃焼方式を利用した様々なガス器具が欧米およびわが国での開発·商品化された(2.2, 2.3節,写真15~17,図94~96参照)。ブンゼン燃焼方式は現在でも多くの家庭用ガス器具に利用されており,極めて優れた燃焼方式である。