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期刊信息/Journal information
粉体および粉末冶金
粉体粉末冶金協会
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粉体粉末冶金協会

0532-8799

粉体および粉末冶金/Journal 粉体および粉末冶金
正式出版
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    2022年度春季大会報告

    小川千賀子
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    查看更多>>摘要:2022年度春季大会は,5月24日(火)~26日(木)の3日間,朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで開催するべく準備を進めていましたが,大型連休後の新型コロナウイルス感染症拡大への懸念等もあり,実行委員の方々と検討し,やむなくオンラインでの開催となりました.講演発表件数は.受賞記念講演7件,特別講演7件,招待講演14件,一般講演118件の合計146件,3日間で約350名の方にご参加頂きました.講演申込当初から,新型コロナウイルス感染症の状況によりオンライン開催となった場合.発表方法はライブ配信(Zoom)となる旨を予めご案内しておりましたので,大きな混乱もなく,オンライン開催へ移行することができました.これは,皆さんの中でオンラインによる大会発表·参加が大変浸透しているものであると感じました.

    MM/MA-SPSプロセスによるマグネシウムの高硬度化と高機能化

    久保田正広
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    查看更多>>摘要:実用化されている金属材料の中で密度が最も小さいマグネシウム合金は,構造材料および生体材料として適用範囲を拡げており,21世紀で最も重要な材料として位置づけられている.構造材料では.特に地球温暖化を抑制する観点から二酸化炭素排出量の削減を目指し,輸送機械の軽量化が重重要課題として挙げられている.また,生体材料では.超高齢社会における生活の質を向上させる観点から腐食特性の適切な制御を目指し.患者の負担を低減させ治癒に大きく貢献することが期待されている.

    La-Co共置換M型Srフェライトの酸素分圧制御によるCo濃度増加及び単相化に関する研究

    和氣剛羽仁健登田畑吉計中村裕之...
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    查看更多>>摘要:Coを増加させたLa-Co共置換SrMの相安定性について酸素分圧の観点から検討を行った.Co置換域の増加という観点からは,La量が多ぐ酸素分圧が高い方が良いことが確認された.p_(o2)=10atmにすることでy=0.8(x=1)までCo量を増加させることができたが,x>yの試料においてはFe~(2+)が発生しており冷却過程において分解が起こり,試料の単相化には反応時及び冷却時に精密な酸素分圧及び温度の制御が必要である.また,x=yの関係が保たれている試料の単相化に成功し,p_(o2)=1 atmではx=y=0.35程度,p_(o2)=10 atmではx=y=0.65程度までであることを明らかにした.これらの試料ではFe~(2+)が存在せず冷却時の分解が起こらないため,単相化が容易である.Coの増加に伴い磁気異方性も増大することも確認された.

    金属積層造形条件がポーラス構造SUS630の引張強度に及ぼす影響

    田代徹也金尾憧磨永田侑也壷田真...
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    查看更多>>摘要:積層造形(AM: Additive Manufacturing)技術は近年急速な技術発展があり,試作品や多品種少量品の製作だけでなく,複雑形状品などを造形する技術として注目されている.金属を原料とする積層造形技術には様々な造形方法があるが,そのうちレーザ積層造形法(SLM: Selective Laser Melting)は.基板上に金属粉末を薄く敷き,造形物の2次元スライスデータに沿ってレーザを照射して,1層ずつ金属粉末を溶融させる工程を繰り返して積層することで,所定の形状を得る方法である.SLM法では造形条件を適切に設定することで,ポーラス構造を有する材料を造形することが可能である.用いられる金属粉末の種類には,チタン合金や銅合金粉末のほかステンレス粉末等がある.これらのうち,SUS630は自動車用,航空機用部品,構造用部材のほか金型として幅広く適用されている.樹脂成形用金型については,近年成形性や低エネルギーによる成形加工の観点から,通気性のある金型を用いることにより,射出成形時の電力低減効果が得られた報告や,薄肉部の金型表面に通気性を持たせることにより,射出成形圧力の低減効果が得られた報告等がある.また,ポーラス化による金属材料の多機能化も検討されつつある.これまでに,SLM法による研究例としては,造形条件がTi-6Al-4Vの微細組織におよぼす影響についての報告がある.また,SLM法の焼結条件を最適化するために,レーザ照射時の表面温度や焼結物の断面充填率および比切削抵抗を測定した研究がある.さらに,レーザ積層造形されたSUS316Lステンレス鋼の機械的性質と組織に及ぼす窒素雰囲気の影響についての報告等がある.しかし,SLM法における造形条件が材料強度におよぼす影響について述べられた報告はあまり見られない.

    コンバージミルを介して作製したFe/MnS複合材料の組織と力学的特性

    千葉ありさ武田光博
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    查看更多>>摘要:現代生活に欠かせない自動車をはじめとする輸送機器は,高性能·高出力化·長寿命に加えて.環境問題に対する技術のさらなる向上が求められている.エンジンに着目すると,ピストンからタイヤまでの動力伝達において摺動部における摩擦損失は燃料消費の3割以上を占めており,環境問題に貢献するためには軽量化や長寿命に加えて耐摩耗性を向上させることは重要な課題である.液体や半固体の潤滑が使用できないオイルレス環境では,摺動材の耐摩耗性を向上させるため,固体潤滑剤として二硫化モリブデン(MoS_2)やグラファイトを添加材として用いることが多い.しかし,これらの添加材は焼結時に高温で化合物を生成すること,2種類以上の固体潤滑剤の使用は摺動材内部での均質化が容易でないことなど残されている課題がある.このことから,オイルレス環境において使用される固体潤滑剤は,高温で安定な1成分系の固体潤滑剤物質であることが望ましいと考える.

    国際研究集会参加報告書

    寺坂宗太
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    查看更多>>摘要:切削工具や耐摩耗工具に広く応用される炭化タングステン(WC)-コバルト(Co)系超硬合金は,液相存在下の焼結によって作製される.WC-Co複合粉末を加熱していくと1250~1300℃の範囲でWC-Coの共晶融液が生じるが,液相出現温度や固液共存域の範囲などは組成(とくに炭素量)によって変わり,液相焼結の状況は単純ではない.本研究では,液相添加量を変化させたWC-Co系超硬合金の,液相焼結による組織形成と焼結前後の溶解再析出機構(オストワルド成長)によるWC粒子の成長について,状態図計算とモンテカルロシミュレーションを行い,実験結果と比較した.状態図計算によって,1280℃で高炭素側から液相領域が出現し,高温になるにつれて低炭素側までその領域が拡大し,1350℃ではWCとCo合金相の領域すべてに液相が出現することを確認できた.WC-Coを液相出現前後の温度で加熱した実験とシミュレーションを比較し,液相出現前にも再配列,オストワルド成長,高速拡散の計算パラメータを導入することで,実験の組織を再現できることを明らかにした.緻密化後の組織変化の実験とシミュレーションを比較することで,シミュレーションが実験の接触率を再現できることがわかり,組織形成への界面エネルギーと組成の影響を解析できることがわかった.