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電子情報通信学会技術研究報告
电子情报通信学会
電子情報通信学会技術研究報告

电子情报通信学会

0913-5685

電子情報通信学会技術研究報告/Journal 電子情報通信学会技術研究報告
正式出版
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    広大な農地の短時間観測を可能とする固定翼UAVの性能に関する検討

    上羽正純前田庸佑弥生陸斗北沢祥一...
    6页
    查看更多>>摘要:近年マルチコプターを代表とする無人航空機は、農地·森林観測、測量、火山等の観測を中心に利用が進展している。しかるに、1農家あたり全国平均の10倍以上の約26haの農地面積を有する北海道での農作物生育状況の観測は、同じ時間帯での画像把握が重要であり、そのため短時間で完了させる必要がある。本検討では、飛行速度も速く、長距離飛行可能な固定翼UAVを用いた観測システムを提案し、使用する固定翼UAVについて安全飛行のための帰還飛行経路生成方法ならびに搭載機器機器重量を検討した結果を報告する。

    UAV協調通信を用いた地上/衛星共用携帯電話システムにおける地上基地局の生存率変化による特性解析

    秋吉朋紘岡本英二辻宏之三浦周...
    6页
    查看更多>>摘要:地上通信と衛星通信で同一の周波数帯を共用する地上/衛星共用携帯電話システム(Satellite/Terrestrial Integrated mobile Communication System: STICS)は,同一の端末で衛星/地上の双方のシステムに接続することを可能とするものであり,災害時における通信インフラとして,また地上局が存在しない山間部や海上での通信手段として期待されている.しかし,STICSでは両システムが同一の周波数帯を使用するため,衛星通信時には地上通信の信号が干渉となり通信品質の劣化を招くことになる.我々はこれまでの検討で,STICSの衛星下りリンクにおいて,無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle: UAV)を用い,2タイムスロットを用いた協調通信を行うことで,通信品質の改善が可能であることを確認した.しかしこれまでのシステムモデルは基地局の停止エリアと生存エリアが明確に分離されており,実環境を適切に再現できているとは言えなかった.そこで本稿では,生存している基地局をUAV 協調通信のサービスエリア内にランダム分布させるシステムモデルを作成し,セル生存率に対するシステムスループット特性を計算機シミュレーションにより評価した.

    キャリア周波数オフセットによるWH符号のコード間干渉に基づくWHCDM用AFC方式

    金丸雄紀小島年春
    6页
    查看更多>>摘要:ヘリコプター衛星通信においては,ローターブレードによる回線の周期的遮断と,ヘリコプターの運動に伴う信号周波数の時変ドップラーシフトが問題となる.ウォルシュ·アダマール(WH: Walsh-Hadamard)符号を用いた符号分割多重化(CDM: Code Division Multiplexing)方式であるWHCDMは,回線の周期的遮断に有効である.しかし,ドップラーシフトが存在すると,WH符号の直交性が崩れてコード間干渉(ICI: Inter-Code Interference)が生じ,ビット誤り率(BER: Bit Error Rate)特性が劣化する.このため,時変ドップラーシフトに追随する高精度なAFC (Automatic Frequency Control)が必要となる.本報告では,キャリア周波数オフセットにより生じるICIに基づく AFCを提案する.提案方式は,多重分離後の信号エネルギーの分散がICIにより増大することを用いてキャリア周波数の誤差を検出するものである.計算機シミュレーションの結果,従来の狭帯域通信用のAFCにおける周波数誤差検出法を多重分離後の信号に適用する手法では周波数同期が困難である低CNR (Carrier-to-Noise power Ratio)環境下であっても,提案方式は安定して動作することが確認された.また,最悪条件の時変ドップラーシフトが存在する場合においても,提案方式によれば周波数同期が完全な場合と同一の良好なBER特性が得られることも確認された.

    多重分離後の信号エネルギー分布の非対称性に基づくWHCDM用初期捕捉方式の簡単化

    長嶋優貴小島年春
    6页
    查看更多>>摘要:ヘリコプター衛星通信においては,ローターブレードによる回線の周期的遮断が問題となる.ウォルシュ·アダマール(WH : Walsh-Hadamard)符号を用いた符号分割多重化(CDM: Code Division Multiplexing)方式であるWHCDMは,この問題に有効である.WHCDMにおけるシンボル同期の初期捕捉方式としては,多重分離後の信号エネルギーの分散を用いる方式が提案されている.しかし,この方式には計算量が多いという課題があった.本報告では,WHCDMの初期捕捉における計算量を低減し,信号処理を簡単化することを目的として,多重分離後の信号エネルギー分布の非対称性に基づく初期捕捉方式を提案する.提案方式は,多重分離後の信号エネルギーの中で所定個数の最も大きい信号エネルギーから平均信号エネルギーを減じた値の和を求め,その和を評価関数としてシンボルタイミングを決定するものである.これにより,提案方式では従来方式より乗除算の回数が大幅に低減される.計算機シミュレーションの結果,提案方式は従来方式と同等以上の捕捉特性を達成すると確認された.以上より,提案方式によれば,捕捉特性の劣化を招くことなく計算量の大幅な低減が可能であることが明らかになった.

    仰角マスク適用によるリレー型GPSの測位精度向上効果

    村井宣文杉山隆利
    6页
    查看更多>>摘要:近年,GPS (Global Positioning System)が広く普及しているが,都市部などの環境においてはビル遮蔽により測位に必要なGPS衛星数から信号を受信することができない問題がある.この問題を解決するため,目標のGPS 受信機周辺に多数存在する擬似衛星となる携帯端末自身の測位結果を,目標のGPS受信機の測位に使用するリレー型GPSが提案され,有効性が示されている.リレー型GPSでは擬似衛星となる携帯端末自身の測位精度が目標のGPS 受信機の測位精度に大きく関わることから,本稿では擬似衛星となる携帯端末の測位精度を向上させるため,擬似衛星となる携帯端末へ仰角マスクを適用する方式を提案し,その効果をシミュレーションにより評価したので報告する.

    【特別講演】準天頂衛星によるセンチメートル級高精度測位補強サービスとその利用展開

    小山浩宮崎守泰
    4页
    查看更多>>摘要:2018年度からのサービスインを目標に準天頂衛星システム(以下,QZSS (Quasi Zenith Satellite System) と呼ぶ)の整備が進められている.QZSSのサービスインと共に,日本国内で高精度な3次元位置情報をリアルタイムで取得し,活用することが可能となる.こうした我が国の衛星測位環境の変化を受け,3次元地図の作成,車·鉄道等の移動体分野への適用を含め,様々な分野で高精度三次元位置情報の利活用に向けた取組みが開始されている.本稿においては,今後の高精度測位利用の核となる準天頂衛星システム及び,センチメートル級高精度測位を可能とする技術的背景を概説すると共に,主要な利活用分野及び,利用促進に向けた取組みを紹介する.

    [特別講演]静止衛星通信用アンテナの電波望遠鏡としての二次利用

    藤沢健太
    2页
    查看更多>>摘要:KDDI山口衛星通信所の静止衛星通信用アンテナであった口径32mのアンテナは,現在では電波望遠鏡として利用されている.その経緯と電波望遠鏡を用いた研究について,また2016年に開始したもう1台のアンテナの利用も併せて紹介する.

    無人航空機用169MHz帯制御無線システムの検討

    工藤玲北沢祥一上羽正純
    4页
    查看更多>>摘要:広大な農地を短時間に観測する自律飛行を行う固定翼UAV (Unmanned Aerial Vehicle)を用いた画像伝送システムの研究開発を現在実施中である。本システムではUAVの状態やコマンドを送るための無線回線として169 MHz帯を用いることを計画している。本報告ではこの169 MHz帯無線システムの構築に向け、伝搬シミュレーションおよび無線モジュールの評価を行った、想定している伝送距離において十分なマージンがあることを確認した。

    洋上における衛星通信実験

    片山典彦吉村直子高橋卓川崎和義...
    6页
    查看更多>>摘要:近年,海洋資源調査技術の開発が進められており,洋上の調査作業を効率的に実施するため,船舶と陸上及び船舶間でMbpsクラスの回線が求められている.情報通信研究機構(NICT)では,船舶に搭載可能な衛星通信装置の開発し,様々な船舶にその装置を搭載して陸上との間で衛星通信実験を実施している.洋上における衛星通信回線の状況や船舶における利用方法等について報告する.

    複数観測衛星におけるマルチキャリアリレー伝送による確達率の向上

    谷重紀早馬道也元吉克幸岡村敦...
    6页
    查看更多>>摘要:災害時などにおける迅速な状況把握を実現するためには,複数の観測衛星による高頻度観測網の構築が有効である.しかし,低軌道を周回する観測衛星は,地上局との直接伝送における可視時間が限定されるため,視野外の待ち時間に伴う伝送遅延が生じる.そこで,本検討では,観測データの送信機会あたりにおける確達率向上を目的に,衛星間伝送と直接伝送を組み合わせたマルチキャリアリレー伝送方式を提案する.また,提案法の有効性を計算機シミュレーションで評価し,最大4つの送信機で同時伝送することで99%以上(従来比1.5倍)の確達率を実現することを示す.