查看更多>>摘要:食品ジェンダーステレオタイプ(GS)が意味プライミング課題により測定できることが報告されている(Kimura et al, 2009, 2012)。本研究では食品画像によるGSが、画像の全体的な構造が影響しているのかどうかを検討するために、意味プライミング課題における倒立効果を測定した。実験1では食品画像の正立·倒立画像をプライム刺激として男性名·女性名をターゲット刺激し、GSと倒立効果を見出した。この結果から、画像の倒立効果によって名前判断が遅延したため、画像の全体的情報処理が名前の判断に影響を及ぼすことが示唆された。実験2では、その影響がGS特有の物かどうかを検討するために、同様の画像を用いて和食洋食名をターゲット刺激とした実験を行った。この実験2では、プライムとターゲットが一致している条件で、和食洋食名判断に画像の全体的情報処理が関与していることが明らかになった。