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日本鳥学会誌
日本鸟学会
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0913-400X

日本鳥学会誌/Journal 日本鳥学会誌
正式出版
收录年代

    新聞記事から見るカラスとスズメに対する人の印象とその変化

    永井里奈佐藤久一郎三上修
    9页
    查看更多>>摘要:人々にとってカラスとスズメは身近な鳥であり, 日常生活の中でさまざま関わりを持っている.そ ういった関わりの結果,人々は,これらの鳥に好 悪を含めた何らかの印象を持っており,また経年 的に変化していると考えられる.しかし,定量的 には調べられていなかった.そこで本研究では, 新聞記事がこれらの鳥に対する人々の印象を反映 t:ているという前提に立ち,人々のこれらの鳥に 対する印象と,その経年的な変化を明らかにする ことを目的とした.朝日新聞のオンライン,デ一 夕べ一ス「聞蔵IIビジュアル」を使用して「カラ ス」および「スズメ」に関する新聞記事を検索し, どれくらい記事になっているか,またどのような 印象で記事が書かれてレ、るか.それは経年変化し ているかを調べた.その結果,1990年以降.「力 ラス」と「スズメ」に関する記事は,総記事数に 対し.それぞれ0.08%前後.0.04%前後の割合で 記事になっていることがわかった.カラスに対し ては.否定的な印象で書かれている記事が多く, スズメは逆に肯定的な印象で書かれている記事が 多かった.この傾向は,2000-2001年と2015-2016年の間で比較すると,強まっていることが明 らかになった.

    鳥の巣と昆虫の関係:鳥の繁殖活動が昆虫の生息場所を作り出す

    濱尾章ニ那須義次
    8页
    查看更多>>摘要:鳥の巣からは多くの昆虫か見いたされ,鳥は昆 虫の生息場所(ハピタット)を作り出す生態系エ ンジニアとしての役割を担っている可能性が考え られている.しかし,そのことを実証する生態学 的研究はほとんど行われていない.そこで,シ ジユウカラParus minor用巣箱を用い3年間の調 査と実験を行って.鳥の繁殖活動が昆虫の生息場 所を作り出しているか,そして昆虫は鳥の巣を積 極的に利用しているかどうかを調べた.調査の結 果,初卵日から巣立ちあるいは捕食.放棄が起き るまでの巣の利用期間が長い巣ほどケラチン食の 昆虫が発生しやすかった.腐食性の昆虫でも同様 の傾向が見られた.これらのことは,羽鞘屑に依 存すると考えられているケラチン食の昆虫に加え, 広く腐植質を摂食する昆虫にとっても.鳥の営巣 が新たな生息場所を作り出していることを示唆す る.また.鳥が利用を終えた後直ちに巣材を採集 した場合と3週間後に巣村を採集した場合を比較 したところ,昆虫の食性によらず,昆虫の発生す る割合は処理による差が見られなかった.このこ とは,昆虫が鳥の営巣中から巣に侵入しているこ とを示唆する.

    青森県における力ワウの集団繁殖地の長期変動と創設過程

    本多里奈阿部誠一高橋雅雄
    8页
    查看更多>>摘要:青森県の力ワウPhalacmcorax carboについて, 長期存続するコロニーの営巣数変動とコロニー新 設の関係を明らかにするために,下北半島の山辺 沢沼コロニーおよび力ッタイ池コロニーにおいて 1980-2020年に営巣数の長期モニ夕リングを,青 森県全域において2015-2020年にコロニーの分布 と営巣数の広域調査および1980-2015年のコロ ニ一 形成状況に関する情報収集をおこなった.山 辺沢沼コロニーおよび力ッ夕イ池コロニーは営巣 数の減少を4回経験し,その前年もしくは前々年 にそれまでの最大営巣数(546-699巣)に達して いた.2009-2011年の減少と同時期に県内で新規 コロニーが1か所確認され,2020年の青森県のコ ロニーは10か所になった.この減少と繁殖個体の 分散が青森県内のコロ ニー新設のきっかけになっ たと考えられた.

    小笠原諸島におけるハワイセグロミズナギドリPuffinus newelli 2個体の保護記録

    川上和人鈴木創鈴木直子
    6页
    查看更多>>摘要:種名.観察個体数:ハワイセグロミズナギ ドリ Puffinus newelli 2 個体.2.観察者名:土井高太郎.織田和恵,鈴木 創,鈴木直子,干葉勇人.3.観察日時,場所:1)2006年10月31日,東 京都小笠原村父島奥村の奥村川河口部で溺れてい た1個体が保護された(27°05W,142°12,12,,E). 個体は衰弱が認められたため.一時的に父島にあ る小笠原自然文化究所の保護施設に収容された. 特に外傷は見られず,給餌により回復が認められ たため,同年11月3日に小笠原村父島宮の浜より 放鳥された.放鳥時には環境省リング(7A-00145) を装着した.

    北海道東部におけるハク卜ウワシHaliaeetus leucocephalusの 越冬記録

    藤井薫中村神騎
    5页
    查看更多>>摘要:1.種名,観察個体数:ハクトウワシHaliaeetus leucoceohalus 1羽.2.観察者名:藤井薫,中村神騎ほか(表1).3.観察日時.場所:2020年1月27日9時46 分頃.北海道野付郡別海町尾岱沼岬町飛雁川河口 から北西方向に約1km付近の野付湾沿岸 (43°59'37.8"N,145°20'32.8"E).その後,3 月10 曰 まで北海道東部各地で観察された(後述).4.観察距離:70-100 m.観察には8倍の双眼 鏡を用い,デジタル一眼レフに500 mmのレンズ (35 mm換算で800 mm)を装着して撮影した.5.観察した環境:茶志骨川河口,当幌川河口, 飛雁川河口が流れ込む野付湾は厳冬期には広く凍 結し,氷の厚さは30 cmから50 cm以上に達する. その野付湾の氷上で冬期はコマイEleginus gracilis, 于力 Hvpomesus japonicus, ニシン Clupea pallasii などの魚種の捕獲を目的に,地元漁師による氷下 待網漁が3か所から4か所で行われている.その 氷下待網漁の際に出る商品価値のないカジ力類 Cottidae,カレイ類Pleuronectidaeなどは氷上に放置されるが,それらを食べるために多い時は 50-100羽ほどの海ワシ類(オジロワシH. albicilla, オオワシH. pelagicus)が集まる.本個体の発見日 も凍結した野付湾の氷上や野付湾の岸沿いの疎林 (ハンノキ Alnus japonica,ヤチダモ Fraxinus mandshurica var. japonicaなど)に20羽ほどの海ワシ 類が集まっていた.その中で,ヤチダモの樹上に 止まる海ワシ類の群れの中にいる本個体を確認した.

    伊豆諸島鳥島沖におけるセグロシロハラミズナギドリPseudo bulweria rostrataの日本初記録

    田野井翔子倉橋義弘田野井博之
    4页
    查看更多>>摘要:1.種名.個体数:セグロシロハラミズナギド リ Pseudobulweria rostrata 1個体.2.観察者名:田野井翔子,倉橋、義弘.3.観察日時,場所:2021年5月19日7時7分 頃.東京都伊豆諸島鳥島の南東約160 kmの太平洋上(29°25'51.0"N, 141°26'55.4"E)で,時速約 38 kmで南方向へ航走中の東海汽船;昧式会社の客船 「さるびあ丸(総トン数6,099 t)」から観察した. 船は東京竹芝客船ターミナル発小笠原諸島父島ニ 見港行きで,小笠原海運株式会社の客船「おがさ わら丸」が船舶定期検査期間中の代替船として運 航された.観察した場所は船中央部のデッキ上で,海面からの高さは約10 mであった.