国家学术搜索
登录
注册
中文
EN
首页
期刊导航
|
日本作物学会紀事
期刊信息
/
Journal information
日本作物学会紀事
日本作物学会
主办单位:
日本作物学会
国际刊号:
0011-1848
日本作物学会紀事
/
Journal 日本作物学会紀事
正式出版
收录年代
91 卷01 期
91 卷02 期
ビレツトフフン夕一植え付けのためのハ一ベス夕一採苗における 種苗重量当たりの健全芽子数の多少に関与するサトウキビの品種特性
服部太一朗
安達克樹
田村泰章
9页
查看更多>>
摘要:
ハーべスターで採苗した蔗茎を植え付けるビレットプランターの導入により,植え付け作業の大幅な省力化が 期待されているが,採苗時の芽子損傷による発芽率低下が問題となっている.本研究では,ハーべスター採苗時の種 苗重量当たり健全芽子数の確保に寄与する品種特性の解明を目的とした.熊毛地域の奨励品種群を人力またはハーべ スターで採苗し,芽子の損傷など種苗の状態を調査した結果,品種によらずハーべスター採苗時に5~10%程度の芽 子が消失し,また.残存した芽子における損傷程度には品種間で一貫した傾向を認め難かった.他方,ハーベス夕一 採苗後の種苗重量当たり健全芽子数は,細茎あるいは多節の品種で多い傾向にあった.芽子の休眠性が異なる2品種 のみを用いた比較試験では,伸長芽子は採苗時に非伸長芽子より損傷しやすく,非伸長芽子の割合が高い「はるのお うぎ」より,芽子が伸長しやすい「NiTnl8」の方が採苗後の芽子損傷が多かった.脱葉茎と非脱葉茎の比較では,非 脱葉茎で芽子の損傷が少なかった.以上から,細茎,多節,芽子の休眠性の強さ,難脱葉性といった特性が.ハーべ スター採苗時の芽子損傷の抑制や健全芽子数の確保に有利に作用し.これらの特性を有する品種はハ一ベスター採苗 への適性に優れると考えられた.
原文链接:
NETL
NSTL
水稲種籾を65°C以上の高温域で温湯消毒するための事前乾燥処理法の確立
柏木めぐみ
大石千理
村田和優
9页
查看更多>>
摘要:
水稲の種子温湯消毒法において,温湯処理前に種籾の水分含量を10%以下にする(事前乾燥処理)と高温耐性 が強化され,防除効果の高い高温域の651:での消毒(高温温湯消毒)が可能となることが示されている.「高温温湯消 毒法」を安定した技術として普及させるためには,実用的な事前乾燥処理法を確立することが重要である.そこで本 研究では.種籾を乾燥機で加温して事前乾燥を行うときの処理条件について検討した.温湯消毒時の高温耐性が低い 「日本晴」の種籾を40-60でで最長72時間加温して事前乾燥を行なった結果.①温度が高い方が短時間で効率的に 乾燥でき,40t:の乾燥では水分含量を10%以下にするまでには12時間要する場合があること,②40-50での乾燥で は水分含量8%程度までは急激に乾燥するが,その後の水分の減少は緩やかになり,501:で24時間乾燥させても7% 以下にはならないこと,③水分含量が7%を下回っても発芽能に影響はなく,高温耐性は強化されることなどが明ら かになった.しかしながら601:で72時間乾燥させた場合には発芽能が低下する試験区もあった.さらに温湯消毒時 の高温耐性が高い「コシヒカリ」の種籾を501:で水分含量9. 5%以下まで乾燥させた場合には,72t .10分間の温湯 処理でも.90%以上の発芽率を確保できた.以上の結果から,「日本晴」と「コシヒカリ」の種籾の高温温湯消毒を実 施するための事前乾燥処理の条件としては,「40-50t:の温度で12-24時間乾燥処理して水分含量を7-9 . 5%とす ること」が最も適していると結論付けた.
原文链接:
NETL
NSTL
多収,良食味水稲の移植時期の違いによる収量変動要因の検討
荒井(三王)裕見子
岡村昌樹
吉永悟志
7页
查看更多>>
摘要:
作業競合を回避し作付けの多様化の可能性を探るために,近年育成された多収,良食味米品種「あきだわら丄 「やまだわら」,「とよめき」について,異なる移植時期(早植栽培,普通植栽培,晚植栽培)での収量および収量構 成要素と関連形質を3年間評価した.3品種とも精玄米重は.移植時期が遅いほど小さかった.また,シンク容量(m2 あたり籾数x千粒重)と出穂期から成熟期までの乾物増加量(出穂後乾物増加量)は,移植時期が遅いほど小さい傾 向があった.そこで移植時期の違いによる精玄米重の変動と気象条件との関係を検討した.精玄米重(Y)を出穂前 30日から出穂後20日までの積算日射量(S)で除した値(Y/S)とこの期間の日平均気温の関係は.約23. 4-24.0 °Cで最大値となる二次式に近似でき,この期間の気温と日射量で精玄米重をよく説明できた.しかし晚植栽培で精玄 米重が特に小さいことには.出穂前後の日平均気温ではなく,日平均日射量が少ないことが影響したと考えられた.
原文链接:
NETL
NSTL
窒素施肥条件の違いが低アミロース水稲品種「きらほ」の収量および 米飯物性を含めた食味に与える影響
小舘琢磨
藤岡智明
仲條眞介
11页
查看更多>>
摘要:
近年,中食需要の増加とともにおにぎり.弁当向けや冷凍米飯需要が拡大している.それらに対応するには粘 りが強く冷めても硬くなりにくい低アミロース米が最適と考えられるが,栽培面では低収量.加工製造面では米飯成 形における「ベたつき」による作業効率の低下が課題として挙げられる.そこで,課題解決に向けた知見を得るため, 岩手県育成の低アミロース水稲品種「きらほ」を用い,異なる窒素施肥条件が収量性および物性を含めた食味に与え る影響について検討した.基肥窒素量が6gm_2および12 gnT2の両試験区とも,幼穂形成期および穂揃期の2回の追 肥の合計窒素量が6 gm_2以上の区では無追肥区と比べ,精玄米重が有意に増加した.また.追肥窒素量の増量によ り白米タンパク質含有率は有意に高くなる傾向がみられ,白米アミロース含有率は有意に減少する傾向がみられるも のの差は小さかった.さらに,炊飯米の物理性についてみると,白米タンパク質含有率は米飯粒表層の硬さとの間に 正の相関関係が,表層の付着性との間に負の相関関係がみられたことから.追肥窒素量の増量により米飯成形時の「ベ たつき」低減が推察された.一方で,追肥窒素量の増量による米飯粒全体の硬さへの影響は小さく,食味官能評価に おける総合評価の低下も小さかった.したがって,低アミロース米「きらほ」は追肥窒素量を増量することにより増 収するとともに,食味が低下することなく,加工製造時の米飯の「ベたつき」による作業効率の低下が抑えられるも のと考えられた.
原文链接:
NETL
NSTL
イネ系統「CRR-99-95W」のアカスジカスミカメ iStenotus rubrovittatus)に 対する斑点米力メムシ抵抗性およびその検定適期について
杉浦和彦
濱頭葵
井手康人
6页
查看更多>>
摘要:
アカスジカスミカメ (Stenotus rubrovittatus)に対するイネ系統「CRR-99-95W」の斑点米カメムシ抵抗性につい て検討した.「CRR-99-95W」は比較品種である「あいちのかおりSBL」と同様に,登熟の進展に伴いアカスジカスミ カメによる斑点米発生率が低下した.特に加害時期が出穂後7.14日では,「CRR-99-95W」は「あいちのかおり SBLJに比べて有意に斑点米発生率が少なぐ出穂後7日では不稔粒発生率についても有意に少なかった.以上のこ とから,「CRR-99-95W」は登熟初中期では斑点米発生率を抑制させ,さらに登熟初期では不稔粒の発生を抑制させる ことが明らかとなった.従って,アカスジカスミカメに対する斑点米カメムシ抵抗性の検定には,斑点米発生率に有 意な差があり,かつ不稔粒の発生が少ない出穂後14日に暴露するのが適していることが見出された.また,アカス ジカスミカメの被害に大きな影響を与える割れ籾の発生についても検討した.「CRR-99-95W」は出穂前の低温,寡照 条件によって割れ籾が増加したが,その発生数は比較品種の「あいちのかおりSBL」と変わらなかったことから, 「CRR-99-95W」のアカスジカスミ力メに対する抵抗性は,割れ籾の有無が要因ではないと推察される.
原文链接:
NETL
NSTL
北海道向け多収水稲品種「雪ごぜん」の生育,収量に 施肥量,栽植密度が及ぼす影響
林怜史
10页
查看更多>>
摘要:
農研機構北海道農業研究センター(北農研)において育成された業務用米向け多収水稲品種「雪ごぜん」の収 量性を既存品種「ななつぼし」と比較し,施肥量や栽植密度が収量などに及ぼす影響を明らかにするために,北農研 本所(札幌,火山性土)で3か年,美唄試験地(美唄,泥炭土)で2か年の圃場試験を行った.両品種について.施 肥量2水準(標肥と多肥),栽植密度2水準(標植と疎植)を組み合わせた4区を設けた.「雪ごぜん」は2015年札 幌で「ななつぼし」より有意に多収となり,2016年札幌,2018年美唄では「ななつぼし」より有意に高い整粒歩合 を示したことから,「雪ごぜん」は「ななつぼし」よりも多収で整粒歩合の高い品種であると考えられた.多肥区は 2015年札幌でのみ標肥区より有意に多収となったが,それ以外では多肥区における倒伏や,総籾数と登熟歩合ある いは千粒重とのトレードオフのため,多肥化による増収は見られなかった.疎植区は,低日照であった2018年美哏 においてのみ標植区より低収となった.「雪ごぜん」標植区では成熟期窒素吸収量12 gm_2,桿長80cmを上回る条件 で倒伏が見られたが,疎植区では倒伏程度は最大でも1.0と,標植区より倒伏の程度が小さかった.施肥量が収量 に及ぼす影響は有意ではなかったが.不良年であった2018年美唄の「雪ごぜん」疎植区においては多肥化によって 28 gm_2の増収の傾向が見られた.これらのことから,多肥と疎植を組み合わせることで,不良年における減収の危 険性と生育が旺盛な条件での倒伏の危険性の両方を小さくし,省力化を達成できると考えられた.
原文链接:
NETL
NSTL
圃場別デ一夕セッ卜を利用したデ一夕駆動型大規模水稲作における 作付改善提案の検証
石川哲也
横田修一
平田雅敏
7页
查看更多>>
摘要:
大規模稲作経営において,網羅的に収集した圃場立地ブロック,移植日,窒素施肥法などの栽培管理情報と, 圃場別推定収量(以下.収量と略記)との関係を2019年に解析して得られたコシヒカリの収量向上のための改善策を, 2020年に茨城県南部の農業生産法人を対象に検証した.改善策として2020年の対象圃場139筆のうち,13筆は他品 種からコシヒカリに変更して5月13日までの適正時期に移植した.また,コシヒカリを継続作付した113筆および 新規13筆のうち,移植時期が5月21日以降になる圃場53筆に対して,栽植密度を高めたり,基肥窒素を増施する などの改善策を適用した.その結果,2020年の収量加重平均値は2019年より5. 7%高くなったが,茨城県南部にお ける作況指数の年次間比率107. 4%を考慮すると.改善策全体としての収量向上効果は明確ではなかった.改善策別 の比較では.他品種からコシヒカリに変更して適正時期に移植した圃場の収量スコアはすべてブラスとなった.また, より窒素施肥量の多い条件で栽培できる中生,晩生品種に変更して遅植えした41筆の収量スコアの平均は-2. 46と なり,圃場立地の影響は比較的小さいと推察された.栽培法の改善では.栽植密度を単独で高めた場合,低スコア圃 場の比率が52.0%となり,有効性は認められなかったが,基肥窒素施肥量の増加と併用すると.低スコア圃場の比 率は14.3%で.栽培法を維持した圃場の23.3%より低く,一定の効果が認められた.このように.栽培管理情報を 網羅的に収集した圃場別デ一タセットは,改善策の有効性検証においても利用できることが示された.
原文链接:
NETL
NSTL
鉄黒コー卜種子の発熱,発芽および出芽苗立ち特性
古畑昌巳
黒川誠
6页
查看更多>>
摘要:
現在,鉄コーテイング直播栽培が広く普及しているが,鉄コーティング種子の作成時にコーティング後の発熱 によって種子の発芽率が低下する場合がある.これまで著者らは酸化鉄をコーティング資材として利用することによ って発熱リスクを低減できることを報告してきた.また,近年,酸化鉄をベースとする鉄黒コート資材が開発された ことから,鉄黒コート種子のコーティング後の発熱,発芽および出芽苗立ち特性を調査した.鉄黒コート種子は鉄コ 一テイング種子と異なり,コーテイング後に明確な発熱が確認できなかったことから,催芽種子にもコーティング可 能だと考えられた.また浸種(活性化)種子を利用した場合でも鉄黒コート種子の発芽は従来の鉄コーティング種子 に比べて早く,圃場条件で機械播種した結果,「鉄黒コートと催芽種子」,「鉄黒コートと浸種(活性化)種子」,「従来鉄と浸種(活性化)種子」の組み合わせの順で苗立ちが優れる傾向を示した.
原文链接:
NETL
NSTL
ワードクラウドから見える作物学の強み -若手の会企画による小集会(29.5)の開催報告に代えて-
山ロ友亮
谷吉和貴
菅野紀子
3页
查看更多>>
摘要:
ここ数年,科学技術の進歩とメソドロジ一の開拓により. 作物学会での演題の多様性が急速に拡大してきている.目 的もそれに対するアプローチもより多種多様になり,改め て学会としての懐の深さを感じる.一方で,演題の多様化 は作物学の大目標やアイデンテイテイを曖昧にしてしまう 危険性もはらんでいるのではないかとも思う.作物学的な 視点が入り込みづらいような演題も増えてきた.そう感じ ている方もいるのではないか?そうした中.今一度,作 物学ならではの強みやこれから作物学が目指していく先を 皆で考え,自由に話し合う機会が欲しいと考えた.そこで. 日本作物学会第252回講演会ののちに開催された若手の会 企画による小集会では,「そういえば作物学ってなんだっ たっけ?」と題し,議論を行った.本小集会の前半部では. 作物学会の年代別の特徴や近年の農学系学会の特徴を可視 化したワードクラウドを参照しながら,「現在の作物学会 が持つ独自の強みは何か?」という問いに対して議論を交 わした.そして後半部では,食料.農林水産業の生産力向 上と持続性の両立をイノベーションで実現すべく農林水産 省を中心に策定された「みどりの食料システム戦略」の中 から,特に作物学に関わりが強い取り組み項目について発 起人が紹介し,前半部で抽出した作物学会の強みも踏まえ て,作物学が同戦略にどのように貢献できるのかについて 議論を行った.本稿では特に.参加者から面白かったと大 きな反響をいただき,より多様な背景を持つ全学会員にも ご覧いただきたいと感じた前半部のワードクラウドについ て情報共有を行う.
原文链接:
NETL
NSTL