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期刊信息/Journal information
北日本病害虫研究会報
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北日本病害虫研究会

0368-623X

北日本病害虫研究会報/Journal 北日本病害虫研究会報
正式出版
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    The Effect of Damaging Pagria ussuriensis (Coleoptera: Chrysomelidae) onKudzu in Yuzawa, Akita Prefecture, Japan

    Haruki TAKAYANAGI
    5页
    查看更多>>摘要:Kudzu (Pueraria montana var. lobate) is an Asian plant, which is also present in other countries and has become problematic. Attempts at the biological control of kudzu have been unsuccessful because of its unclear relationship with other species. This study examined the effects of a native leaf beetle (Pagria ussuriensis) on kudzu in Japan. It was revealed that P. ussuriensis damages kudzu leaves on the lower half of the stem, thus reducing plant water content. Furthermore, the feeding pattern of P.ussuriensis depends on the trichome density of kudzu leaves.Further study is needed to clarify whether P. ussuriensis functions as a biopesticide or is a pest of cultivated legumes.

    ヒメナガカメムシの多発によるミニトマト果実の吸汁被害

    上野清五十嵐美穂
    4页
    查看更多>>摘要:2020年9月に山形県鶴岡市内のビニールハウスで栽培されるミニトマトの果実に小斑点症状が発生し品 質が低下した.圃場内にヒメナガカメムシが多発していたことから,健全果実に放飼試験を行った結果, 症状が再現され,本種による吸汁被害であることが確認された.

    北海道におけるニセダイコンアブラムシと ニンジンアブラムシの発生記録

    佐々木大介
    6页
    查看更多>>摘要:ニセダイコンアブラムシLip aphis erysimiはアブラナ 科の野菜類(ハクサイ,ダイコンなど)および花卉類(ハ ボタン,ストックなど)に発生し,吸汁による生育不良 や排泄物によるすす病を引き起こす他,cucumber mosaic virus (CMV)やturnip mosaic virus (TuMV)といっ たモザイク病の原因ウィルスを媒介する害虫種である (34).また,ニンジンアブラムシSemiaphis heracleiは セリ科の野菜類(ミツバ,ニンジンなど)に発生し,吸 汁による生育阻害や葉の萎縮を生じさせる他,celery mosaic virus (CeMV)や carrot red leaf virus (CtRLV) を媒介する害虫種である(16, 32,38)、本種はさらに, スイカズラ科の果樹であるハスカップにも発生し,葉の 萎縮や吸汁痕の赤色化を起こして新梢の生育を阻害させ る他,すす病による果実汚染で商品価値を低下させる害 虫種としても知られている(25).

    北海道内ニンニク圃場における有翅アブラムシの飛采消長

    佐々木大介古川勝弘
    5页
    查看更多>>摘要:ニンニクAllium sativumの国内における栽培面積は 2019年で2,510 haであり、青森県は全国1位の1,440 ha である(13). 2位の北海道は136haであるが(13), 2004年の30 ha, 2007年の24 haから大幅に増加してい る(12).国産ニンニクの需要増大に伴い,道内のニン 二ク生産はさらなる拡大が期待される.一方で,道産二 ンニクの単収は2019年で574 kg/10 aと,青森県の 964kgハ0aに比べて低く (13).単収向上が課題となっ ている.単収低迷の原因の1つとして種球のウィルス汚 染が考えられ,健全な種球を安定供給する体制の構築が 必要とされている(23).

    土着クモによる害虫抑制の可能性:青森県五戸町のゴボウ畑における事例

    佐々木 穰大澤剛士
    6页
    查看更多>>摘要:土着天敵による害虫抑制は、持続的なIPM体系の構築につながる重要な生態系サービスである.様々 な環境に生息するクモは.害虫を抑制しうる土着天敵として有力と考えられている種群のひとつである. 本研究は、土着天敵による害虫抑制の実現に向けた基礎情報として.青森県のゴボウ圃場において,クモ の捕食に関わる機能数に影響する要因を検討した.6か所のゴボウ単作の圃場において.圃場周辺に生息 するクモを捕獲し,採餌行動に基づく機能に分け,その数と周囲の景観構造との関係を検討した結果.地 表徘徊性は全ての調査圃場で捕獲できた一方.造網性は森林に近い圃場でのみ捕獲された.限られたデー タではあるものの,機能数と収量の間には負の相関関係があることも示唆された.これらの結果は.クモ を利用した害虫抑制の実現に向けた重要な基礎情報になることが期待できる.

    岩手県におけるリンゴ園の下草に生息するカブリダニ類

    加藤真城
    5页
    查看更多>>摘要:岩手県内のリンゴ園地の下草に生息するカブリダニ類を2018年から2020年まで3年間調査した.調査 した全ての園でマクワカブリダニとケナガカブリダ二を確認した.ミチノクカブリダ二は少なかったが広 く確認され,ミヤコカブリダ二は県南部で若干確認された.最も多く確認された種はマクワカブリダニで あり、本種はナミハダニを捕食することから,下草のハダニ類抑制に寄与することが期待された.

    福島県のリンゴ園地から採集したリンゴハダニに対する 数種殺ダ二剤の効果

    中村 傑吉田昂樹菅野孝盛
    4页
    查看更多>>摘要:2016-2020年にかけて福島県内のリンゴ園地から採集したリンゴハダニ22個体群に対する数種殺ダ二 剤の効果を検討した.その結果,雌成虫では、BPPS水和剤,アセキノシル水和剤,ビフェナゼート水和剤, テブフェンピラド水和剤,シフルメトフェン水和剤,シエノピラフェン水和剤.ピフルブミド水和剤,卵 では,スピロメシフェン水和剤の8剤で低い効果を示した.2009-2020年までの会津美里町および会津 坂下町の地方防除暦に記載された殺ダ二剤の履歴を調査した結果,シフルメトフェン水和剤(記載回数7 回)は10個体群中7個体群,ピフルブミド水和剤(記載回数3回)は11個体群中6個体群と検定した半数 以上の個体群で低い効果を示した.一方,ミルベメクチン乳剤(記載回数12回)は,低い効果を示す個 体群(9個体群供試)は認められなかった.

    福島県のモモおよびナシ園地から採集した クワオオハダニに対する数種殺ダ二剤の効果

    中村傑吉田昂樹菅野孝盛
    3页
    查看更多>>摘要:2017-2020年にかけて福島県内のモモおよびナシ園地から採集したクワオオハダニに対する数種殺ダ 二剤の防除効果を検討した.ミルべメクチン乳剤,アセキノシル水和剤,ビフェナゼート水和剤、テブフェ ンピラド水和剤.シフルメトフェン水和剤.シエノピラフェン水和剤.ピフルブミド水和剤ではそれぞれ 供試した1-8個体群の雌成虫に対し高い防除効果が認められた.また,スピロメシフェン水和剤は供試 した4個体群の卵に対して高い防除効果が認められた.

    福島県の果樹園地から採集したナミハダニに対する 数種殺ダ二剤の効果

    中村 傑吉田昂樹菅野孝盛
    6页
    查看更多>>摘要:福島県内の果樹産地におけるナミハダニの防除に有効な薬剤を選定するため、2017-2020年に県内のリ ンゴ、オウトウ’モモ,ナシ園地22地点から採集した雌成虫に対して9種類、卵に対する1種類の殺ダ二 剤の効果を室内試験により検討した.その結果、雌成虫に対してミルべメクチン乳剤は供試した全ての個 体群で高い効果を示し、BPPS水和剤.ビフェナゼート水和剤は多くの個体群で高い効果を示し,アセキ ノシル水和剤は試験した半数の個体群で高い効果を示した.一方.使用頻度が高かったことが想定される シフルメトフェン水和剤および本剤と同一作用点であるシエノピラフェン水和剤.ピフルプミド水和剤は 多くの個体群で低い効果を示し,クロルフェナピル水和剤およびテブフェンピラド水和剤についても.全 ての個体群で低い効果を示した.卵に対してスピロ メシフェン水和剤は多くの個体群で高い効果を示した.

    土着昆虫病原糸状菌の菌糸生育に対する農薬の影響

    齊藤太ー齋田亮介金成裕子
    6页
    查看更多>>摘要:ほ場とその周辺林地等の土壌からベイト法を用いて分離した4属7種7菌株の昆虫病原糸状菌を用いて, 菌糸伸長に対する農薬の影響を調査した.作用機作の異なる殺虫剤4種,殺菌剤10種について,実用濃度 の薬剤を含む培地上での菌糸伸長を調査したところ、8殺菌剤と1殺虫剤はすべての供試菌に阻害を示し た.このことから,ほ場やその周辺に生息する昆虫病原糸状菌には,多くの殺菌剤だけでなく殺虫剤の影 響もあることを考慮する必要がある.