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期刊信息/Journal information
表面科学
日本表面科学会
表面科学

日本表面科学会

0388-5321

表面科学/Journal 表面科学
正式出版
收录年代

    表面科学と化学のはざま

    大西 洋
    1页
    查看更多>>摘要:直徑4 mmの水滴は10~(21)個の水分子を含んでいる。水分子の形や性質を知りたいとき,化学 者は水滴を構成する多数の水分子から情報を集めて,その平均を個々の分子にわりあてる。こ うして得た分子の平均像を信用してよいのは,水滴に含まれるすべての水分子が等価だからで ある。平均する分子の数を増やせば増やすほど平均値の信頼性は向上する。化学の中核をなす 化合物という概念は,同一構造をもつ分子が等価であるところから生まれた。

    酸化物量子井戸構造に誘起される新奇な2次元電子液体状態

    組頭広志
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    查看更多>>摘要:強相関酸化物と呼ばれる遷移金属酸化物は,銅酸化物における高温超伝導,Mn酸化物における超巨大磁気抵抗効果·金属絶縁体転移,Ti酸化物における量子常誘電状態や光触媒作用に代表される類い希な機能の宝庫である。これらの機能は,電子同士がお互いに強く作用し合う「強相関電子」にその起源を持ち,強相関電子の持つ電荷·スピン·軌道の自由度が複雑に絡み合って生じている。これらの自由度をヘテロ接合や超格子といった「超構造化」により制御し,バルクでは発現しないような量子物性や機能を示す新規量子物質の開拓を目指すのは自然な流れである。そのため,強相関酸化物の研究領域においても,バルク体の物性研究から超構造による物性制御へと研究の舞台が急速に移行している。この移行はこれまでの半導体における研究経緯を顧みれば歴史的必然であり,「酸化物超構造研究」は物性研究における大きな潮流となっている。半導体研究のアナロジーでいえば,強相関酸化物の多彩な機能を,電界効果トランジスタ構造,δドープ,量子井戸構造などの手法により制御する試みが盛んに行われている。これらの研究を通して,強相関酸化物ならではといえる新しい物理現象も多々報告されつつある。

    放射光X線回折を用いた遷移金属酸化物薄膜の電荷?スピンの整列状態の観測

    和達 大樹山本 航平
    6页
    查看更多>>摘要:遷移金属酸化物は,高温超伝導,巨大磁気抵抗効果,マルチフェロイック性,金属絶縁体転移などの興味深い性質のために,多くの興味を集めている系であるり。これらの多彩な性質はほとんどの場合,電子の電荷とスピンの秩序現象によって引き起こされている。最近では,これらの物質のデバイス応用を見据え,薄膜化が顕著な流れとなっている。

    Fe_3O_4 (111)表面の磁性と電子状態

    河内泰三福谷克之浅川寛太
    6页
    查看更多>>摘要:酸化鉄の1種であるFe3O4は最古の磁性体として知られており,その物性は長い間研究されてきた。Fe3O4は道スピネル構造をとり,Feは2種類のサイトを占有する。一つは,酸素が四面体的に配位したFe(A)サイトもう一つは酸素が人面体的に配位したFe(B)サイトである。Fig.1にFe3O4のバンド構造を示す。どちらのサイトも,3d軌道が配位子場のためt2g軌道とeg軌道に分裂するが,大きな交換相互作用のためハイスピン状態になっている。

    5d電子系酸化物界面におけるスピン依存伝導

    松野丈夫
    6页
    查看更多>>摘要:近年の固体物理学のキーワードとして注目されているのがスピンー軌道相互作用である。孤立原子中の電子では相対論的量子力学の結果として良く知られており,次式のような形を取る:H_(so)=λL·Sこれは電子の運動(L)とスピン(S)との結合と理解され,スピンを変化させることで電子の運動を制御する可能性を見てとることができる。本稿の主題である「スピン依存伝導」は,まさにこのスピンー軌道相互作用を利用したものである。スピン依存伝導は,スピンの自由度を利用したエレクトロニクス,すなわちスピントロニクスの要となり得る概念であり,従来型のエレクトロニクスでは実現できなかった新機能デバイスの動作原理となることが期鱒される。

    光誘起濡れ性変化におけるTiO_2 (110)表面の構造変化

    白澤徹郎Wolfgang VOEGELI荒川悦雄龜沢知夏...
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    查看更多>>摘要:酸化物表面における光照射による反応促進の研究は20世紀初頭から行われていたが,研究ブームの火付け役となったのは,水中のTiO2表面にバンドギャップ(約3eV)以上の紫外光を照射すると水が分解するという本多-藤嶋効果の発見である。1971年に発表された論文は,光エネルギーを水素として貯蔵できることを意味しており,第一次オイルショックの影響もあり世界中から大きな関心を集めた。光は密度の小さなエネルギーであるため代替エネルギーの研究は大きくは発展しなかったが,水を分解できるほどの強い酸化力を利用した,汚染物質の分解の研究が活発に行われた。

    リチウ厶電池電極の界面構造と機能

    平山雅章
    6页
    查看更多>>摘要:電池は化学エネルギー変化を電気エネルギーとして取り出すエネルギー変換デバイスである。正極,負極,電解質から構成され,外部回路と接続すると正極と負極で電気化学反応が生じ,化学エネルギー変化に応じた電流が流れることで放電する(Fig.1(a))。放電後,外部から電気エネルギーを与えることで,逆方向の反応が可逆的に進行する(充電)と,繰り返し使用できる蓄電池となる(Fig.1(b))。蓄電池のなかでリチウムイオン電池は,重量または体積あたりに貯蔵·放出できるエネルギー(エネルギー密度)に優れることから,携帯機器や移動体用の電源として広く用いられている。一方,充電回数が少ない,充電時間が短い,繰り返し使用しても劣化しない,などの高性能化が強く要望されてきた。太陽電池などクリーン発電の有効利用,分散電源の促進といった未来社会の課題においては,大型電源としての役割を担っており,安全性のさらなる向上が必須である。

    最新技術と伝統の知恵の複合化

    濱田泰以
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    查看更多>>摘要:伝統產業を…”と問われると,「…」には守る”と 人るのが常套の考えであるように思われる。伝統產業 品,工芸品は長年の我々の先人達が作りLげてきた製品 辟であるが,使われてこそ製品であるとすると,生活様 などが人きく変わってしまった现代においてそれらの うちのかなりの数の製品は使われなくなってしまってい るのが冠状であろう。そうだとしたら,使う人がいな い,いわゆる‘れない製品に価侦はあるのだろうか? “守る”必要があるのだろうか?こうした疑卯はず とかび上がってくる。“守る”べきは製品そのもので はなく,製品を作る梓,ものづくりであるということ をここでは主張しておきたい。

    先端追跡

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    查看更多>>摘要:兵庫県の播磨科学公園都市には,世界最高性能の放射 光を生み出すことができる大型放射光施設SPring-8 (Super Photon ring-8 GeV)や X 線自由電子レーザーを発 生させる SACLA (SPring-8 Angstrom Compact Free Electron Laser)という国内外の產学官の研究らに開かれ た共同利用施設があり,ナノテクノロジー,バイオテク ノ ロジーや産業利用まで幅広い研究が行われている。以 ドでは,?近の話題~(1))からいくつか紹介する。