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水産工学.
日本水産工学会
水産工学.

日本水産工学会

0916-7617

水産工学./Journal 水産工学.
正式出版
收录年代

    近海かつお一本釣り漁船におけるゥヱザール一テイング検証

    三好潤長谷川勝男溝ロ弘泰
    7页
    查看更多>>摘要:ウエザールーテイングは風,波,海流といった気象海 象情報を利用し,安全性を考慮した上で最短時間航路や 最少燃料航路といった最適航路を見出す考え方である。 著者らは,平成26年に十数年ぶりに建造されることに なった遠洋かつお一本釣り漁に対する省エネニーズに 応える観点から,ウエザールーテイングに着目すること になった。それまでウエザールーテイングは商船分野で 長年,研究,活用が進められてきたが,漁船につい ては一部の冷凍運搬船で運用実績はあったものの,その 効果が検証され公表された事例は見当たらなかった。

    CFD解析を用いたク口マグ口生簀網に対する 赤潮流入シミュレーシヨン

    髙橋元徳高橋勇樹井口大輝
    9页
    查看更多>>摘要:ク口マグ口Thunnus orientalisは,商業価値が高い魚 種である。しかし,ク口マグ口の天然資源量は減少傾 向にあり.2015年からは中西部太平洋まぐろ類委員会 (WCPFC)の国際合意に基づいて.ク口マグ口若齢魚の 漁獲量抑制に取り組んでいる。このような背景から.養 殖によるク口マグ口生産量は増加傾向にある。平成30 年漁業養殖生産統計11によれば.統計が取られ始めた 2012年は生産量が9,639トンであったが.2018年には 17,641トンに達し,6年間で倍増している。これに伴っ て,ク口マグ口完全養殖に向けた種苗生産技術の開発21 など,ク口マグ口の養殖に関する研究や取り組みが盛んに行われている。

    Comparison of Microplastic Sampling Performance between a Neuston Net and a Manta Net

    Keiichi UchidaMao KurodaTadashi Tokai
    8页
    查看更多>>摘要:This study performed a simultaneous towing operation by using a neuston net and a manta net with a flowmeter at the net mouth and compared the ability of each net for collecting microplastics (MPs) floating in the sea surface. The mouth of the neustonnet immersed to a deeper layer and thus filtered more water, compared to the manta net. Thus, this study calculated the swept area by multiplying the distance estimated from the flowmeter and the width of the net mouth, and then expressed the concentration of MPs as the number of collected MPs per swept area, instead of the number per filtered water volume. The concentration estimated from the collected MPs by shape and size were almost equal between the two nets, and thus the results of MPs collectedby the two nets are comparable. The towing distance by GPS position differed from the distance estimated from the flowmeter, depending not only on the flow direction against the ship heading during net towing, but also on net clogging by phytoplankton etc. Utilization of a flowmeter is therefore strongly recommended to assess the area swept by the net.Received September 6,2021,Accepted November 26,2021

    リシケタイヲギによるツメ夕ガイ幼生摂食の可能性

    鈴木健吾伏屋玲子前野幸男
    3页
    查看更多>>摘要:ツメ 夕ガイ Glossaulax didyma は,アサリ Ruditapes philippinarumなどの二枚貝を食害する有害種とされてい る1力。このため,アサリ漁場でツメタガイの成貝や卵 囊の駆除による食害防除の試みが行われているが,ツ メタガイの天敵生物についてはほとんど報告がない。ツメタガイは,砂茶碗と呼ばれる卵嚢を形成し,卵から ふ化した後に短期間の浮遊幼生期を持つことが知られ ている4>。筆者らは,諫早湾産のリシケタイラギ/1的lischkeanaの消化能を調べる目的でその糞を調べていた ところ,糞の中にツメ夕ガイの幼生に似た巻貝の殼が含 まれていることを見出した。大型二枚貝によるツメタガ イ幼生の摂食を報告した事例は無いことから,リシケ夕 イラギによるツメタガイ幼生の摂食を確認するための 同居試験を行い,リシケ夕イラギの排泄した糞中にツメ タガイ幼生が含まれていることを確認したので報告す る。なお,本研究では黒住5>に従い調査対象ならびに実 験材料とした有鱗片型のタイラギをリシケタイラギAlischkeana とした。

    2021年度日本水産工学会秋季シンポジウム 「海洋プラスチック問題と漁業における対策」

    東海正櫻井希実山本隆久
    6页
    查看更多>>摘要:2021年度日本水産工学会秋季シンポジウム「海洋プ ラスチック問題と漁業における対策」を,後述する企 画趣旨とプログラムに基づき,令和3年12月4日(土) 10:00-17:00にCisco Webexのウエピナ一を用いたオンラ インで開催した。プログラムに従い,4つのセッション にそれぞれ座長をおいて総数10題の講演が行われた後. 総合討論が活発に行われた。事前の参加登録数は約300名(講演者.座長を含む) であったのに対して,オンラインでの開催であったこと もあり.北は北海道.南は九州に至る日本全国から,ま た韓国からも参加者があった(一度でも試聴した人数は 約200名)。参加者の所属についても,大学や試験研究機関の研究者や学生をはじめ,官公庁,漁業協同組合を はじめとする漁業関係団体,環境アセスメントや漁業関 連企業のみならず一般の民間企業からと非常に幅広い範 囲に渡り,海洋プラスチツク問題に対する関心の高さを 示した。

    海洋プラスチックごみ対策アクシヨンプランと プラスチック資源循環について

    櫻井希実藤本諒
    4页
    查看更多>>摘要:海洋に流出したプラスチックごみは,生態系を含む海 洋環境への影響,船舶航行への障害,観光や漁業への影 響.沿岸域居住環境への影響等.様々な問題を引き起こ している。国連環境計画(UNEP)の報告では,海洋プ ラスチックごみによる経済損失額は,世界全体で130億 ドル/年に上るとされている'2016年1月の世界経済フォーラム年次総会(通称「ダ ボス会議」)で発表された報告書において,毎年約800万 トンのプラスチックが海洋に流出しており,このまま対 策が取られない場合は.2050年までに海洋中のプラス チックごみの量が魚の量を重量ベースで上回ると試算さ れている2し海洋プラスチックごみの主要排出源は東ア ジア地域及び東南アジア地域であるという推計もあることから,開発途上国を含む世界全体で取り組まなければ ならない地球規模の課題となっている。

    漁業における海洋プラスチックごみ問題と漁業系廃棄物の処理

    吉川千景山本隆久
    4页
    查看更多>>摘要:海洋ブラスチックごみの問題について,国際的な関心 が高まっている。海洋プラスチックごみを海洋生物が誤 食することによる海洋生態系への悪影響,マイクロブラ スチックに吸着する有害な化学物質の海洋生物へ影響等 が懸念されている。海洋ブラスチックごみ問題は,2015 年のG7エルマウサミット首脳会合で地球規模の課題と して認識されて以降,国連やFAO (国連食糧農業機関), IMO (国際海事機関)等の国際機関において,議論が活 発化している(Table1)。

    海岸漂着ごみにおける漁業系ごみの実態

    小島あずさ
    3页
    查看更多>>摘要:筆者が所属する一般社団法人JEANは,1990年に活動 を開始した非営利の環境NGOであり,当初から海洋ご み問題の解決を目指してさまざまな活動を行っている。 米国のNGOの呼びかけによる国際海岸クリーンアップ (International Coastal Cleanup = ICC)は活動の基幹となる もので,単に漂着ごみを拾ってきれいにする美化活動で はなく,拾い集めたごみを世界共通の様式で調査し,ご みを発生元から断つために結果を共有する「調べるごみ 拾い」と言える。このほかにも,講演やワークショップ などの啓発活動や広報などにも幅広く取り組んでいる。

    沿岸,沖合域における漂流ごみ,海底ごみの実態

    内田圭一
    7页
    查看更多>>摘要:海洋における漂流ごみや海底ごみは,船舶の安全な航 行だけでなく,漁業においても操業の妨げや漁獲物の損 傷など悪影響を与える。東京湾や博多湾,鹿児島湾で は,これまでにも底びき網による調査が行われており, いずれの海域でも陸上由来のプラスチック製品が多いことが報告されている。海洋にけるプラスチックごみ が世界的に注目される中,太平洋における太平洋ごみべ ルト(GPGP: Great Pacific garbage patch)では,これらの 46% (重量比)が漁網由来という報告もある環境省 では.2010年度から「海岸漂着物処理推進法」に基づき, 海岸などにある漂着ごみ,海面に浮遊する「漂流ごみ丄 海底に堆積する「海底ごみ」に関して,量や種類などの 実態把握調査を行ってきている。ここでは,環境省が 実施してきた海洋ごみ実態把握調査で得られたデータを 基に,沿岸域から日本周辺沖合域における漂流ごみ.海 底ごみの現状について報告する。

    宗像市における漁業者による海洋ごみ回収の取り組み

    権田幸祐
    4页
    查看更多>>摘要:我が国沿岸には多くのごみが漂流,漂着しており,そ の由来も様々である。海洋ごみが及ぼす影響について は.景観の破壊,生態系への影響等について様々な報告 があるものの,漁業活動においては,海洋ごみのスク リユ一巻き込み事故やエンジンの冷却システムへの吸い 込み等による直接的な被害もまた大きな問題である。こ のように海ごみは漁業者にとっても切実な問題であり, 抜本的な対策が急務であるとともに,日常的に海を生業 の場とする者として果たす役割は大きいと考えられる。