查看更多>>摘要:今回の小特集において,我々のレーザー核融合ロケットの研究現状について紹介させていただいた.2,3章において概念設計例について触れたが,もちろん,まだ最適化されてものではなく,今後設計を繰り返し,ー貫性のとれたものにする必要がある.少なくともイメージは掴んでもらえると思う.4章では,地上用炉との比較で,核融合炉心,それと推進剤との相互作用について議論いただいた. 地上用とロケット用,共通するものが多いと思われる. 5章では,推進性能の評価のためのシミュレーションの現状について紹介されたが,核融合プラズマ生成,推進剤のプラズマ化,その磁場下での挙動解析と,輻射輸送,原子分子過程,磁場との相互作用となかなか手強い.真空境界を取り扱えるMHDコードを使用すれば,少しは計算が合理化できるのかもしれない.レーザー核融合ロケットを机上の空論にしないために,推力発生実験にも取り組んでいるが(6章),推力測定用に実験装置が設計されているわけではないので,推力測定装置を置くスペースが無いなど,苦労することが多い.特に激光XII号では,この研究のためにシェルターゲットの内面照射に挑んだが,推力測定は上手くいっておらず,今後の検討が必要である.