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期刊信息/Journal information
バイオサエンスとインダストリー
バイオインダストリー協会
バイオサエンスとインダストリー

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月刊

0914-8981

バイオサエンスとインダストリー/Journal バイオサエンスとインダストリー
正式出版
收录年代

    バイ才カレンダー(国内)

    224-225页

    バイ才カレンダー(海外)

    226-227页

    我が国のバイオェコノミーの発展に向けて

    川上 大輔
    228-229页
    查看更多>>摘要:バイオテクノロジーやバイォマスを活用した新たな社会経済のあり方である「バイォェコノミー」については、その実現に向けた動きが国内外で加速しています。2024年のG20では、議長国ブラジルのイニシアチブの下、バイオエコノミーに関する初の国際的な合意文書である「バイオェコノミーに関するハイレベル原則」が取りまとめられました。バイオエコノミーに関する取組みが世界的に広がり、経済安全保障の観点を踏まえながら、技術開発段階から社会変革を視野に入れた国際的な議論への移行が求められるようになっていることを端的に示すものとして受け止めています。

    蛍光寿命バイオセンサーで細胞内を見る

    仲 崇霞新井 敏岡田 康志
    230-231页
    查看更多>>摘要:蛍光タンパク質を利用した蛍光バイオセンサーの開発で、様々な代謝分子やシグナル伝達分子の動態を生きた細胞や動物個体内でイメージングすることが可能になった。しかし、細胞内での代謝やシグナル伝達では、複数の代謝分子やシグナル伝達分子が変動する。そのため、代謝状態ゃシグナル伝達状態を計測するためには、複数の分子を同時にかつ定量的に計測することが望まれる。

    組換えアデノ随伴ウイルスによる遺伝子導入効率に影響する力プシド構造の多様性

    内山 進山口 祐希津中 康央
    232-235页
    查看更多>>摘要:組換えアデノ随伴ウィルス(rAAV)はin vivo遺伝子治療の中心的なプラットフオームとして以前より研究開発が進められており、米国を中心に、複数の製剤が近年承認された。rAAV医薬品の登場により、以前は治療法がなかった遺伝性の難病にも治療の可能性が提供されるようになった。しかしながら、rAAVは製造が難しく、さらに品質管理にも課題がある。野生型AAVは50年以上前に発見され、基礎研究はある程度行われてきたが、rAAVの特性は十分に理解されないまま治療の実現を優先するかたちで開発が進められてきたため、臨床試験で重大な事故も起きており、rAAV医薬品の有効性と安全性の担保のために品質分析の手法開発と特性把握が急ピッチで進められている。筆者らは、5年ほど前から国内でのrAAVを用いた遺伝子治療の発展に貢献すべく、(国研)日本医療開発機構の支援を得て、rAAVの品質分析の手法開発さらに開発手法を利用した品質管理に取り組んできた。本稿では、rAAVの特性解析のための新規手法を紹介した後、筆者らの研究によりはじめて分かってきたrAAVの特性を含めて現時点で理解されているrAAVの特性の全体像について紹介する。

    麴菌の固体培養特異的ァグマチン生産に関わる新規アルギニン脱炭酸酵素

    赤坂 直紀藤原 伸介保川 清
    236-240页
    查看更多>>摘要:プトレスシン、スペルミジン、スペルミンに代表されるポリアミンは、炭素鎖および複数のァミノ基からなる塩基性化合物であり、全生物の細胞内に普遍的に存在する。ポリアミンは核酸生合成や翻訳調節など生命現象の根幹を維持する上で不可欠な化合物である。近年の研究から、ポリアミンの摂取が慢性炎症を抑制し、運動•学習機能の改善や寿命の延伸などに寄与することが解明され、生活の質を改善する機能性物質として多大な注目を集めている。

    疎水化プルランナノゲルをキャリアとした新型コロナワクチン

    村岡 大輔秋吉 一成
    241-243页
    查看更多>>摘要:猛威を振るつた新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)に対するmRNA脂質ナノ粒子ワクチンの貢献は記憶に新しい。現在、次のパンデミックに備えて、オールジャパン体制の拠点が立ち上がり、次世代ヮクチン開発が進められている。病原性ウィルスに対するワクチンの開発では、対象とするウィルスの全ての変異株に対して長期的に防御できる免疫応答を誘導できるか否かが重要である。ウィルスの感染防御は、ウイルスに対する中和抗体やT細胞の誘導により導かれるが、時としてウィルスは、遺伝子変異により、中和抗体が認識する部位に変異を導入することで免疫反応から回避する。一方、T細胞の認識部位については、この変異の影響を受けにくいことが明らかになつており、幅広いウィルス変異株に有効なワクチン開発において、中和抗体に加えてT細胞活性化の重要性が高まっている。

    バニラの甘い香り成分を一段階で生産する酵素の開発

    古屋 俊樹
    244-245页
    查看更多>>摘要:バニラの上質な甘い香りの主成分は、バニリンという化合物である。バニリンはスィーッ等の香料として大きな市場を有しているが、バニラ属植物から得られるバニリンの量は限られており、価格が高騰してきている。バニリン生産の代替手法として、放線菌等の微生物を利用した発酵法が知られている。この手法では、米ぬかや小麦ふすま等の農業残渣から豊富に得られるフェルラ酸を原料として、微生物の代謝機能を利用してバニリンが生産される。バニラ属植物には、フェルラ酸をバニリンに変換する酵素の存在が示唆されているが、不明な点が多い。筆者らは、簡便な酵素法によるバニリン生産手法を模索する中で、フェルラ酸を一段階でバニリンに変換する酵素を開発した。本稿では、この成果を主に紹介する。

    プ口ポリス生理活性成分ァルテピリンCの酵母による生産

    番場 崇弘棟方 涼介矢崎 一史蓮沼 誠久...
    246-247页
    查看更多>>摘要:プロポリスとは、ミツバチが周囲の植物から集めた脂溶性成分と自身が分泌する蜜蝌とを混ぜ合わせて作る粘着性のある樹脂状物質である。主には巣の構造強度の物理的な補強や防水のほか、植物由来の抗菌成分を含むため、細菌の繁殖を抑えて巣内を清潔に保つ役割を担う。プロポリスには人に対する機能性成分も多く含まれており、人間社会における利用の歴史は紀元前にまでさかのぼり、現在では健康食品として世界中で販売されている。プロポリスは産地によつて起源植物が異なるため機能性成分の種類が大きく異なり、特にブラジル産プロポリスは人気が高い。ブラジル産プロポリスの主要な効用成分の1つであるアルテピリンCほ、抗肥満作用の他、抗腫瘍作用、抗炎症作用、抗菌作用など多様な生理活性を示し、注目されている。しかし、プロポリス中の生理活性成分の含量は、自然環境の影響によって大きく変動するため品質管理が極めて難しい。ァルテピリンCを高蓄積する植物として、ブラジル産プ口ポリスの原料であるキク科バッ力リス属の低木が知られているが、生育に時間がかかることや、植物エキスからの精製コスト、さらにこの植物の輸入が闲難であるなど、いくつかの課題がある。そこで、アルテピリンCの市場への供給力増大のために、プロポリスや植物からの抽出に依らない新規の生産方法が求められている。

    DNAヘリカーゼ変異を利用した新たなマウス染色体再編技術の開発

    岩田 悟
    248-249页
    查看更多>>摘要:ヒトの細胞は遺伝情報を23対、合計46本の染色体に織り込んで保持している。細胞分裂は厳密に制御されているものの、遺伝的要因や放射線など外部からのストレスによって、通常と異なる配列の染色体が生成(染色体再編成)されるエラーが発生することがある。この染色体再編成は、生理機能に重要な遺伝子の発現異常を引き起こし、がんや多様な遺伝性疾患を引き起こす原因となる。特に、「染色体断片化後再合成(chromoanasynthesis)」は最近発見された染色体再編成の一形態で、複数の染色体断片が複雑に再配置される現象である。