查看更多>>摘要:北陸電力では,電源の脱炭素化の取組みの一つとして,再生可能エネルギー開発量を2030年代早期に2018年度対比で100万kW以上増加させることを目指しており,その一環として,鶴来古町発電所の新設を進めている。当発電所は最大使用水量9.40m~3/s,有効落差7.52 m,最大出力584kWの計画であり,運転開始後は年間発電電力量約460万kWhを発電し,二酸化炭素排出量を年間約2,040t削減できる見込みである。新設工事は,2022年2月に着工し,2025年4月の運転開始を目指している。本稿では,鶴来古町発電所新設工事の計画及び施工の概要について報告する。