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ダム技術
ダム技術センター
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月刊

0289-9639

ダム技術/Journal ダム技術
正式出版
收录年代

    変革期のダム操作

    小池俊雄
    1-3页
    查看更多>>摘要:水は生態系を維持し,食料,エネルギーの供給や生活の質を支える資源であると同時に,洪水や土砂災害をもたらす災害要因でもある。大気·陸域·海洋を循環する水の時空間的な変動に加え,社会の水需要や再利用の能力,土地利用の変化,社会の脆弱性やリスクへの対応能力等によって,水資源不足や水災害等,水リスクの程度が変わる。また量だけでなく水の質も資源として重要であり,加えて,生態系や水景観のように,一定程度の流水の時間的な変動が必要な要素もある。

    ダムにおける気候変動の影響への対応策

    4-8页
    查看更多>>摘要:今回の特集テーマは,「気候変動へ対応するダムの取組」となっていますが,ダムには,洪水時には,上流から大量に流れてくる水の一部を貯留することにより下流河川の流量を抑制する一方,水道,農業用水,工業用水,発電などに必要となる水を,流量の豊富なときに貯留しておくことにより安定的に供給するなどの治水·利水の両面の役割があり,気候変動による影響も,治水·利水の両面に及ぶと考えられます。

    気候変動を踏まえた治水計画のための降雨量変化倍率の算出

    川崎将生前田裕太
    9-18页
    查看更多>>摘要:地球温暖化に伴う気候変動により,わが国では大規模洪水の頻発化や台風の強化が予想されている。国土交通省の有識者会議である「気候変動を踏まえた治水計画に係る技術検討会」(以下,技術検討会という。)は,令和3年4月に取りまとめた提言において,"施設の新設にあたっては,少なくとも2t上昇時の外力を踏まえて設計を行うことが望ましく,さらに,ダムゃ堰,大規模な水門などの耐用期間の長い施設については,必要に応じて,更なる気温上昇(例えば4℃上昇時)にも備えた設計の工夫を行う"との対応の方向性を示した。

    気候変動に伴う外力変化に備えたダム施設等の設計の工夫に関する検討

    金縄健一明渡翔大鍛冶尚寛我彦聡志...
    19-29页
    查看更多>>摘要:気候変動等による豪雨の増加傾向は顕在化しており,計画規模を上回る洪水の発生は,近年,増加傾向にある。そのため,増大する災害外力への対応が重要かつ逼迫した課題となっている。これを受け,国際的な動向として,世界銀行と国際大ダム会議では,気候変動による外力変化への対応について提言がなされている。国内においても,「気候変動を踏まえた治水計画のあり方」提言の内容を踏まえ,国土交通省は水災害の発生を着実に防止することを目指して一級水系の河川整備基本方針,河川整備計画の見直しを進め,気候変動による外力変化を考慮した順応的な治水施設の整備や維持管理を図っていくこととしている。

    気候変動対応社会における気象予測

    辻本浩史
    30-35页
    查看更多>>摘要:気候変動,地球温暖化などの話題が社会課題として日常的に取り上げられるようになったのは何時ごろからだろうか?筆者が大学で土木工学を専攻していた1980年代前半,所属する研究室で,「将来は海面水温が上昇するらしい」程度の話題はとりあげていたような記憶もあるが,どこか遠い世界の話としてとらえていた。

    気候変動へ対応する利水ダムの取組み: 降雨予測および流入予測を活用した利水ダムに関する取組み事例の紹介

    岩崎具久福本惣太竹中 慶
    36-42页
    查看更多>>摘要:我が国の大都市の多くは洪水時の河川水位より低い低平地に位置しており,洪水氾濫に対する危険性が極めて高い。これまで,洪水を安全に流下させるためのダム等の治水対策により,治水安全度は着実に向上してきている。しかしながら,近年は毎年のように水害が発生してきており,今後の気候変動への対応が一層求められている。

    「AIを活用したダム流入量予測システムの導入」

    石田 要
    43-50页
    查看更多>>摘要:筑後川ダム統合管理事務所が管理する松原ダム·下筌ダムは幹線流路延長143 km,流域面積2,860 km~2を持っ筑後川本川の上流に位置し,大分県日田市及び熊本県小国町に所在するシリーズダムである(図1)。筑後川ひこさん みのうさんろく流域は右岸側を背振山,英彦山に,左岸側を耳納山麓に囲まれ,上流側流域は阿蘇カルデラまで及ぶ。流域平均年降水量は約2,160 mm (全国平均の約1.4倍)と多く,上流域は年降水量が3,000 mmを超えるところもあり,特に梅雨期は前線に伴う降雨により洪水被害が頻発している。

    AIによる流入量予測システムの導入に伴うダム操作支援

    清水遼太
    51-58页
    查看更多>>摘要:福岡県は,九州の北端に位置し,東は周防灘を隔てて四国に,西は雷山,背振山地と筑後川を隔てて佐賀県に,南は有明海に面するとともに佐賀県,熊本県に接し,北は玄界灘,響灘に面している。

    水資源機構の気候変動への取組

    有馬 慎一郎内藤信二田村和則
    59-65页
    查看更多>>摘要:独立行政法人水資源機構は,水資源開発基本計画に基づき,水資源の開発又は利用のための施設の改築や管理等を行っている。日本の産業と人口が集中する全国の7つの水系において,安全で良質な水を安定して安くお届けするとともに,洪水のはん濫被害から地域を守り,安全で豊かな社会づくりに貢献している。近年,気候変動による異常渴水·異常洪水の発生,地震等による大規模災害の発生,施設老朽化の進行など,水に関するリスクが顕在化し増大しつつある。当機構としては,これらに対し,水のプロ集団の持つ技術力を活かして,的確な施設管理及び運用に努めている。異常洪水における洪水被害の防止·軽減に向けては,その取組の強化を図るため,内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)に参画している。この中で,長時間アンサンブル降雨予測情報を用いたダムへの流出予測を活用したダム操作の高度化を進めている。また,現在開発を進めているダム群連携最適操作シミュレータを一部のダムにおいて試行的に実装し,その効果を検証しつつ,ダム操作の支援環境の構築を進めるなど,既存施設の機能を最大限活用する方策についても検討を進めている。

    事前放流の取組み

    66-70页
    查看更多>>摘要:事前放流は,治水の計画規模や河川(河道)·ダム等の施設能力を上回る洪水の発生時におけるダム下流河川の沿川における洪水被害の防止·軽減を目的として,利水関係者にもご理解をいただきながら,洪水調節機能を有する多目的ダムだけでなく,利水専用ダムも含め,大規模洪水が予想される場合には,利水のために貯留していた水を事前に放流し,ダムの貯留能力を増大させる取組です。