查看更多>>摘要:C C P のプロセスをまとめ、教育・構法・施工時の住民参加という三つの観点から分析した。CC P における教育的観点からの分析の結果、地域との協働と学生への教育の両立は極めて難しく、この関係をどう乗り越えていくかが課題であることがわかった。各フェーズの構法・住民参加の分析により、課題に対する具体的な方策として、地域性と容易さを備えた構法デザインが住民と学生相互の学びを生み出す可能性があることを見出した。チャマンガのような自力建設の文化を持つ地域におけるデザインビルド教育のあり方としては、物的な建築的支援に止まらず、技術移転を視野に入れた建築的支援を追求することで、学生への教育効果を高めるだけでなく、地域の日常的な建設行為に浸透していき、人々のレジリエンスを高め、地域社会の環境を改善していく可能性があると考えられる。