查看更多>>摘要:本研究では、音源の種類及び提示レベルの違いによる個人での知識創造作業への影響を捉えることを目的に、主観評価実験を実施した。その結果、背景騒音が40 dB のオフィス環境の場合、音声マスカーは本実験で最も提示レベルが小さいSN 比-3 dB の条件においても、個人での知識創造作業時の作業性の低下や妨害感を発生させることが示唆された。一方、付加音が音楽や自然音である場合、本実験条件の範囲では、提示レベルが48 dB の条件までは作業しやすい印象をもたらすことが示された。今後は背景騒音が50 dB 程度の条件における、付加音の種類や提示レベルが知識創造作業に及ぼす影響を検討したい。