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水環境学会誌
日本水環境学会
水環境学会誌

日本水環境学会

月刊

0916-8958

水環境学会誌/Journal 水環境学会誌
正式出版
收录年代

    会告

    a1-a8页
    查看更多>>摘要:日本水環境学会では,水環境分野における質の高い査読付き論文を掲載する機関誌として,1978年に「水質汚濁研 究」を創刊しました。1992年には「水環境学会誌」と誌名を変更して46年が経過し,現在に至ります。この間,学 術出版を取り巻く情勢も大きく変化し,電子ジャーナル化が進展したことを受けて,2010年には紙媒体の水環境学会 誌への原著論文掲載からJ-STAGE上でのォンライン公開へと切替えることで,原著論文出版の迅速化を図ってきま した。しかしながら,論文公開は年に6回(奇数月)に限定されており,受理されてからも論文掲載までには比較的 長いタイムラグが存在する現状があります。

    富栄養化した溜池における底泥からの栄養塩溶出に及ぼす池干しの影響

    手塚公裕
    1-14页
    查看更多>>摘要:池干しは水を抜くのみと簡便かつ低コストで実施できる伝統的な水質浄化法である。しかし.池干し効果 を定量的に評価した事例は少ない。また,底泥からの栄養塩溶出を抑制するメカニズムは明らかになつてい ない。そこで,本研究では,富栄養化した溜池(福島県南湖)の底泥を用いた実験により,池干しが底泥か らの栄養塩溶出に及ぼす影響について検討した。その結果,以下の知見が得られた。1)池干し期間が長いほど,底泥からの窒素,リンの溶出は抑制される。池干し30日間では,嫌気条件における溶出フラックスの削 減率は,DT-Nで71%, DT-Pで83%であった。2)池干しによって生じる底泥間隙水中の窒素濃度の増加 よりも底泥間隙率の減少の影響が卓越したため.底泥からの窒素溶出が抑制されたと推測される。3)池干し によって生じる底泥間隙水リン濃度の低下と底泥間隙率の減少の両方が,底泥からのリン溶出の抑制に寄与 したと考えられる。

    干潟浅場造成材としての固化しないカルシァ改質土の有効性: メソコス厶水槽による比較実験

    小杉知佳吉村 航加藤敏郎小松伸行...
    15-25页
    查看更多>>摘要:底質材料としての固化しないカルシァ改質土の有効性にっレゝて,メソコスム水槽を用いて浚渫土砂単独を 底質材料とした場合との比較実験を行い.それぞれに形成された干潟浅場生態系を比較して調べた。固化し ない力ルシア改質土は,港湾浚渫で発生する土砂と製鉄副産物である転炉系製鋼スラグで構成し.その粒度 分布や配合割合により,製鋼スラグによるセメント固化を低減し.アマモゃ埋在性の底生生物が生息できる よう改善した混合土である。本研究では.実海域適用前の検討として.干潟•浅場一体型メソコスムを使つた2年間の長期評価を行い,2基のうち一方を実験区とし浚渫土砂と製鋼スラグの混合土を,もう一方は対 照区として浚渫土砂のみを敷設した。実験区,対照区のいずれの底質にも潜砂性のマクロベントスが観察さ れた。アマモの生育は,底質の安定化により光環境が改善した実験区で,対照区よりも多く生育した。以上 より,アマモ場および底生生物の生育に適した底質環境を創出できたと考える。

    干満流と部分飽和を組み合わせたハイブリッドろ床を導入した多段人工湿地の下水浄化性能

    吉野謙司谷ロ崇至中野和典
    27-35页
    查看更多>>摘要:ひとつのろ床内で好気処理と嫌気処理の双方を強化する新たなハイプリッドシステムとして,パイロットスケールの多段人工湿地の2段目及び3段目ろ床の上半分に干満流を.下半分に部分飽和を適用したハイブ リツドろ床を導入し.下水诤化性能を検証した。その結果.BOD及びNH_4~+/-Nについては.ろ材の種類に関 わらず97%以上の極めて高い除去率が達成できた。T-N及びT-Fについては.ゼォライト及びケィ酸カル シゥムをろ材として組み合わせたろ床を含む条件において,それぞれ31及び46%の除去率が得られた。本 研究により,多段人工湿地に干満流と部分飽和を組み合わせたハイブリツドろ床を導入することで.従来の 鉛直流人工湿地と水平流人工湿地を組み合わせるハイプリッドシステムよりも良好な下水净化性能が得られ ることをBOD, NH4+-N及びT - Pでは確認することができたが、T-N除去性能の改善には至らなかった。

    閉鎖性海域のCOD上昇

    藤原建紀鈴木元治
    37-46页
    查看更多>>摘要:閉鎖性海域の全窒素(TN) •全リン濃度は経年的に低下しているにも拘わらず.化学的酸素要求量(COD) は低下せず.逆にCOD上昇がみられる。前報では,海域のTN低下による有機物の組成変化(C:N比上昇) が示され,これによる有機物の難分解化が示唆された。本報では瀬戸内海において同様な解析を行うと共に. 難分解化によるCOD上昇について調べた。これらにより以下の結果が得られた。TN削減により,海域の有 機物の組成変化と難分解化が起きた。この両者がCODを下げない方向に作用した。有機物の組成変化によ つて.海域の全有機態窒素(TON)は顕著に低下したものの.CODは低下しなかった。CODの難分解化に よって,CODの生産量が増えなくても,濃度が上昇する海域があった。調べたいずれの海域においても, 1990年以降.TN削減によって海域のCODは低下せず,閉鎖性の強い水域では,逆にCODが上昇した。

    沖縛をモデルケースにした高温多湿地域における除湿水の水質•水量調査及びその有効活用

    泉水仁中川鉄水浅田祥司吉本隆光...
    47-53页
    查看更多>>摘要:安全な飲用水の供給不足に悩む開発途上国は高温多湿地域が多いが,錯ゃカビの発生防止に除湿機が使わ れている。除湿機から発生する水(除湿水)は汚いイメージがあり捨てられているが,沖縄をモデルケースとして年間を通して水質•水量調査を行ったところ,水質に関しては水道水に含まれる不純物の濃度が119.821 mg L~(-1)(主成分:C1~-34.3ほmg L~(-1), Ca~(2+) 28.636 mg L~(-1), Na~+ 25.658 mg L~(-1), SO_4~(2+) 23.293 mg L~(-1))に対し て,除湿水は調査期間の平均が11.730 mg L~(-1)(主成分:TOC 6.985 mg L~(-1), NH_4~+ 3.760 mg ~(-1))という結 果が得られ,除湿水はいずれの季節でも水道水と比べて不純物量が少ないことがわかった。またコンプレツ サ一式除湿器は部屋を閉め切っても調査期間の平均が6.22 L day~(-1)(定格の約62%)の除湿水を年間で得ら れ,ゼォライト式(3.16 L day~(-1)(定格の約39%))より多量の水が生成されることが分かった。このことか ら,除湿水は適切に処理すれば低コストで飲用水など様々な目的の水として活用が期待できる。

    気候変動が児島湖の水質と水質保全対策に与える影響

    永禮英明山本敬介
    55-62页
    查看更多>>摘要:気候変動が湖沼水質に及ぼす影響を把握することを目的に.児島湖を対象として将来水質予測シミュレーションを行った。将来気象データには気候変動の程度が小さなSSP1-2.6と,程度が大きなSSP5-8.5の2つ のシナリオのデータを用いた。2050年までの将来30年間についてシミュレーション実施した結果,SSP1-2.6 では現状に比べ顕著な水質変化はないものの,SSP5-8.5ではCOD濃度が有意に増加する期間が存在し,そ の濃度変化の大きさは現況期間平均の5%に相当した。この大きさは.湖沼水質保全計画での改善目標と同 程度であり,行政による水質保全施策による効果を相殺すると考えられた。また,植物プランクトン量を表 すChi.a濃度が70μg L~(-1)を超える日数が増加すると予測された。湖沼の水質保全を計画する際には,気候変 動の影響を考慮すること,またそれに対する施策を検討することが必須と考えられた。

    飼料ィネ栽培における水収支と窒素動態

    山崎陽田中裕稔松添直隆
    63-73页
    查看更多>>摘要:本研究は,飼料イネ栽培における水環境への負荷と窒素除去率の評価を目的として,熊本県立大学研究圃 場内水田で飼料ィネを植栽して実験を行った。飼料ィネ栽培水田の水収支(流入:給水•降水,流出:表面 流出•蒸発散•地下浸透)と窒素動態(流入:給水•降水•肥料,流出:表面流出•地下浸透,その他:植物体'未回収)を2年間(2019年,2020年)調査した。飼料イネ栽培における水環境への負荷は,大部分が 地下浸透による窒素流出であり,地下浸透と表面流出の合計が2019年では9.1kg N ha~(-1), 2020年では34.1 kg N ha~(-1)と水田への窒素流入量に対してきわめて少ないことがわかった。飼料ィネを植栽した水田におけ る窒素除去率は90%以上であった。また,2020年では脱窒により184.8 kg N (全窒素流入量の約4割), 飼料イネの収穫により163.1 kgNha~(-1)(全窒素流入量の約4割)の窒素が除去されることが確認された。

    顕著な藻類の増殖が観測される河川の水質に関する一考察

    秦弘一郎柏原学古賀智子古賀敬興...
    75-83页
    查看更多>>摘要:湖沼や海域に比べて,河川における藻類増殖が引き起こす有機物量増加(内部生産)の理解は不十分であ る。そこで,河川の内部生産が水質に与える影響を明らかにすることを目的に.顕著な藻類増殖が見られる 花宗川において,流況ゃ藻類が分画される粒子状物質の元素組成に着目した検討を行った。その結果,河川において藻類が観測される場合を,pH及び溶存酸素飽和度によって増殖型と流入•混合型に分類すること ができた。また,花宗川の滞留区間では,元素組成比から粒子状物質の多くを藻類が占めることが示唆され た。このことから,生物化学的酸素要求量(BOD)のうち.粒子状物質に由来するBOD (P-BOD)を藻類 に由来するBOD (BOD—Alsae)とした。藻類量の指標としてクロロフィルa (Chl-a)を用いることで.式 ([BOD_Algae (mg L~(-1))]=0.24 × [Chl-a (μg L~(-1))]~(0.66))が得られた。得られた結果を用いることで,河川の 内部生産がBODへ与える影響を定量的に把握することが可能であつた。

    竹式傾斜土槽システムへのケナフの植栽効果

    勝又麻鈴樋口佳樹生地正人
    85-93页
    查看更多>>摘要:ケナフを植えた装置と植えていない装置の2種類の竹式傾斜土槽装置を製作し,台所排水の浄化性能を検 証した。実験の結果,ケナフあり•なしの平均BOD除去率は,それぞれ87.5%と79.7%となり,ケナフあ りの方が8%高い結果となった。また,全窒素および全リンの除去率は,ケナフありの方がそれぞれ13%と 8%高い結果となった。除去されたリン·窒素のうちケナフに吸収された割合は.それぞれ29%と45%であ つた。装置内のケナフは1日通水量10 Lあたり最大約1Lの水を吸い上げており,装置内の保水力が大きく なることで滞留時間の確保につながつていた。傾斜土槽装置にケナフを植えることによって,直接的な吸収 による窒素やリンの除去効果だけでなく,間接的にBODの浄化にも大きな効果が期待できる。