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石炭灰捨地に発達したマツ幼令林での生長調査

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石炭灰捨地に発達したマツ林について,地上部の生長特性および根系の発達状況を調べた。1)林分の令構造には特異的な特徴は存在しなかったが,立木密度は低くなっており,自生初期段階の定着がやや劣るものと推定された。2)地上部の相対生長関係の比較により,灰捨地のマツの樹形はずんぐりした形状をとり,枝の生長が促進されることが示された。3)樹高生長パターンには,明らかに対照区と異なるパターンが観察された。このパターン差から,石炭灰区においては初期(年令1~5年頃)生長が促進され,かつ,生長の鈍化時期が早められることが認められた。4)直径生長においても,生長の鈍化時期が早められる傾向が観察された。5)根系の発達状態には明らかに対照区と異なる特徴が認められた。石炭灰区の根系は覆土と石炭灰の境界層で主根がほぼ直角に曲り,石炭灰の中へは余り入っておらず,水平方向への側根の発達が顕著であった。

石炭灰捨地,マツ,生長パターン,年輪,根系

品田 泰、梨本 真

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