查看更多>>摘要:金属原子が数個から数千個集合してできたナノメートルスケールの微粒子は,ナノテクノロジーを支える機能性ナノ材料の基盤材科として高い注目を集めている。金ナノ粒子(粒径2~数10nm程度)では,バルクとは異なる粒子径依存の性質が多く見出されており,触媒やプラズモン吸収を応用したバイオセンシングなどの展開が行われている。一方,さらにサイズの小さな金クラスター(粒径2nm未満;構成原子数は10~100個程度)では,粒子系とは異なる『分子的』な性質に基づくユニークな振る舞いを示すことから,次世代を担う電子·光デバイスや触媒といった機能性ナノ材料の構成ユニットとしての高いポテンシャルが指摘され続けている。しかし,『構造と機能の相関』があいまいであり,構造設計を基軸とした機能開拓はほとんど進展していない。