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期刊信息/Journal information
材料とプロセス
日本鉄鋼協会
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1882-8922

材料とプロセス/Journal 材料とプロセス
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    (S191)V 添加高炭素低合金鋼の加工オーステナイトの再結晶抑制機構解明

    小林由起子久保田 学高橋 淳
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    查看更多>>摘要:鉄鋼材料の加工熱処理においてオーステナイト(γ)相での再結晶の制御は重要である。合金元素添加による再結晶を遅らせる機構の1 つとして未再結晶/再結晶界面の移動の抑制があり、因子として溶質原子の偏析によるsolute drag 効果や析出物によるピン止め効果が提唱されている。高炭素鋼において、加工·保持温度が低めの場合にはV 添加によって再結晶が著しく抑制される現象が報告され、炭素量を減らした場合にはこの効果が現れないことから、VC 系析出物の寄与が推測された1)。前回の報告で、0。56C-0。1 mass%V を含む鋼の再結晶抑制初期において再結晶界面の三次元アトムプローブ(3DAP)観察の結果、特に再結晶界面の通り過ぎた領域でV 固溶濃度が低下している様子が観察されたため、未再結晶粒で生成したV(C,N)析出物が再結晶界面に接触した際に大きく成長して界面のピン止めに寄与するモデルを提案した2)。このモデルの検証のため、γ相での未再結晶粒内と再結晶粒内のV の固溶、析出状態の詳細観察を行い、再結晶抑制機構を再度議論した。

    (S220)アルミニウム脱酸後のMgO 耐火物に形成されたスピネルの識別

    今宿 晋
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    查看更多>>摘要:製鋼過程において,耐火物は溶鋼やスラグとの反応により損傷するため,定期的に耐火物の損傷状況を診断する必要がある.アルミニウム(Al)脱酸では,MgO-C レンガが耐火物として用いられている.溶鋼中のAl と耐火物から溶解したMg との反応により生成したスピネル粒子が耐火物に付着した場合,次回以降のAl 脱酸において,鋼中介在物の起源となる1).一方,耐火物中のMgO と溶鋼中のAl の反応により生成した緻密なスピネル層は耐火物の溶損を防ぐ効果がある2).したがって,Al 脱酸で使用した耐火物を診断する際,耐火物上に形成されたこれら二種類のスピネルを識別することが重要となる.発表者は,これらのスピネルを迅速に識別する方法として,カソードルミネッセンス(Cathodeluminescence:CL)法に着目した.CL 法は,電子線照射によって欠陥準位あるいは不純物準位の電子が励起され,この電子が脱励起する際に発生する可視光域の光を測定する方法である.本研究では,CL 像からMgO 耐火物に形成されたスピネル粒子とスピネル層を迅速に識別する方法の確立を目指した.

    (S040)高生産製鋼精錬プロセスの研究開発

    内藤憲一郎
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    查看更多>>摘要:著者は製鋼精錬の基幹プロセスである転炉を主な対象として、精錬プロセスの生産性向上を目的に研究開発を行ってきた。転炉の吹錬工程においては、上吹きランスからのガス供給、底吹きによるガス撹拌が支配的かつ制御性の高い操作端であるが、それらの特性の定量的評価を通じて、転炉吹錬に及ぼす影響を検討した。また、MURC(MUlti-Refining Converter)法1)のように、脱珪、脱りん、脱炭を同一炉で処理する方式の場合、途中で転炉を傾動して排滓する中間排滓工程の効率化も重要であり、その挙動の検討を行った。本報告ではそれらの概要について述べる。

    (S046)マグネタイトを混合した?リン鉄鉱?からのマイクロ波加熱を利?した脱リン

    新荘幹?劉家占前?敬之
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    查看更多>>摘要:近年の鉄鉱?の?量消費に伴い、リン含有量の少ない鉄鉱?の埋蔵量が低下している。??、?鉄分、?リン鉄鉱?資源が未開発で残されている1)。そのため、?リン鉄鉱?の利?のための技術開発が期待されている。本研究では吸着リンを揮発除去する?法を検討する。迅速にリンの揮発除去を?なうことを?的に、急速昇温可能な加熱?段としてマイクロ波加熱を使?し、保持温度が及ぼす影響と補助加熱材としてマグネタイトを混合することで、昇温速度が脱リン挙動に及ぼす影響を調査した。

    (S005)RCM(Relativity Centered Maintenance)によるコークス移動機安定化

    村木秀行江川秀國政秀行
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    查看更多>>摘要:設備の老朽化が進む中、コークスの安定生産と品質確保のためには、設備トラブルを抑制することが重要である。今回設備安定対策として、継続的に減産トラブルが発生している移動機の保全見直しを行った。これまでは経験に基づいて設定された点検基準を基に再発防止的な保全活動を進めてきた。更なる設備安定のためには、まだ発生していない潜在リスクを含めた網羅的なリスク評価に基づき、許容可能なリスクのみを残す未然防止的な保全活動に移行していく必要がある。当社で実施したRCM(Relativity Centered Maintenance)に基づく保全見直しの取り組み内容を紹介する。

    (S200)ナノインデンテーション法を用いた鉄系合金のHall-Petch 係数評価

    安田弘行趙 研室住陽平
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    查看更多>>摘要:一般に、多結晶体の降伏応力と結晶粒径との間には、Hall-Petch の関係が成立することが知られている。このとき、Hall-Petch 係数k が粒界での変形抵抗の尺度となる。しかしながら、k 値は、結晶方位差、粒界面といった粒界性格に依存して粒界個々に異なるはずであるし、添加元素にも依存するはずである。しかしこれまで、粒界個々のk 値を求める方法はなかった。そんな中、De Hosson らのグループ1)は、2005 年にFe-Si 合金の粒界近傍にナノインデンテーションを行うことで生じるpop in 現象を利用することで、粒界個々のk 値を求めることに成功している。この手法は、粒界個々のk 値を簡便に測定できるため、きわめて魅力的な手法であるが、未解明な部分が多いため、未だ定着していない。我々のグループでは、2010 年頃からこの手法に関する研究を開始している。具体的には、合金元素を添加した鉄系多結晶に対して同手法を実施し、その妥当性を検証するというものである。これまで検証した合金元素は9 種類に及ぶ。そこで、本研究では、粒界近傍のナノインデンテーションで得られたデータをもとに、鉄系合金のHall-Petch 係数に及ぼす添加元素および粒界性格の影響について考察する。

    (S198)引張変形中のフェライト単相鋼における組織変化の動的解析

    浪崎将吾王志磊小川登志男
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    查看更多>>摘要:金属材料における引張特性の正しい理解には、転位組織の発達過程やボイドの発生-合体-成長挙動の把握が重要である。このような引張変形中の組織変化を解析するために、従来は電子顕微鏡が用いられてきた。しかし、従来手法による解析には膨大な時間と労力を要するため、引張変形中の組織変化を動的に解析する手法の確立が必要である。そこで本研究では、引張変形中の変形抵抗に加えて、電気抵抗率と弾性波も同時に検出することで、引張変形による組織変化の動的解析を試みた。

    (S181)連続陰極水素チャージ法による低合金鋼の低温環境下耐水素性評価

    西原佳宏野﨑彩花岡野拓史
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    查看更多>>摘要:水素インフラの更なる普及のため,設備コスト低減が求められており,安価な高強度低合金鋼の適用が検討されている.水素インフラは,数十MPa 以上の高圧水素ガス環境に加え,例えば水素ステーション用水素蓄圧器では,-30 °C~ 85 °C の温度範囲での使用が想定されている1-2).低合金鋼等の,水素脆化による特性劣化が懸念される材料の適用には,使用環境での安全性の証明が必須となる.一方,高圧水素ガス中試験を実施可能な試験装置は世界でも限られ,データ取得には多大なコストと時間を要する.そこで,連続陰極水素チャージ法 ( 以下,陰極チャージ法 ) による高圧水素ガス中材料特性評価の模擬手法が提案されている3).しかし,その手法は室温環境に限定されており,室温以下の低温環境への陰極チャージ法の適用は,溶液の凍結等の課題があった.本研究は,-30 °C の低温環境で実施可能な陰極チャージ手法の確立を目指すと共に,低温高圧水素ガス中および陰極チャージSSRT ( Slow Strain Rate Testing;SSRT ) を実施し,両手法の相違を明確することを目的とする.

    (S007)医療用X 線CT スキャナを用いた複数コークス粒子の三次元形状計測

    松尾翔平愛澤禎典窪田征弘
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    查看更多>>摘要:高炉内の通気·通液性を確保するためのコークスは、その大きさ1)や形状2)が充填層での空隙状況を規定する重要な因子である。コークス粒子は大きさおよび形状のばらつきが大きく、代表性を担保するために多数の粒子を対象とした測定が重要となる。コークス粒子の大きさは篩を用いて比較的容易に算出できる一方で形状の測定は難度が高く、3D scanningを用いて三次元計測を行い詳細な形状データを取得した例があるものの2)、多数の粒子に対して形状を測定した例は僅少である。そこで本研究では、対象物を比較的広い範囲で迅速に撮像可能な医療用X線CTスキャンに着目し、複数コークス粒子の三次元形状計測を実施した。

    (S049)製鉄原燃料の加熱過程における水銀の排出挙動

    坪内直人望月友貴Bud Javzandolgor
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    查看更多>>摘要:我が国の鉄鋼業のHg 排出ポテンシャル(7。5 トン/年)は他国に比べ小さいが、国内の総Hg排出量(21~28 トン/年)の30~40 %を占め、その大部分は石炭や鉄鉱石を用いるコークス炉(3 トン/年)と焼結機(4 トン/年)に基因すると試算されている1)。また、Hg 排出ポテンシャルは今後、石炭や鉄鉱石の品質低下および不純物の増加にともない増大する可能性がある。従って、石炭乾留時と鉄鉱石焼結時のHg の行方を解明し、その結果に基づきHg 排出抑制法を開発することは重要である。そこで本研究では、石炭と鉄鉱石の加熱過程におけるHg の脱離挙動を調べることを主な目的とした。