首页期刊导航|日本家政学会誌
期刊信息/Journal information
日本家政学会誌
日本家政学会
日本家政学会誌

日本家政学会

月刊

0913-5227

日本家政学会誌/Journal 日本家政学会誌
正式出版
收录年代

    ファジィ線形計画法による食料消費の最適化

    ガンガ伸子
    661-667页
    查看更多>>摘要:通常の線形計画法とファジィ線形計画法によって,最小の費用で実現できる食事計画を行った.3大栄養素•ビタミン•ミネラルに関する栄養摂取量および米と野菜の消費量に関する制約条件のもと,最小の食料費で実現できるメニューを求めたところ,でんぷん質食品が多く,また,家庭に常備されているような廉価で栄養価の食品が多く含まれていた.そのなかでも価格の優等生と呼ばれる卵の量が多いため,食料費の最小化には大いに役立つ食品ではあるが,コレステロールが多く含まれるために,コレステロール摂取量の上限値に達してしまった.そこで,この問題にファジィ線形計画法を適用した.食料費をファジィ目標とし,エネルギーとコレステロールに関するファジィ制約をつけたファジィ線形計画モデルを設定し,最小費用メニューを計算した結果,食料費がほぼ同じ水準で,カロリーは減少し,コレステロール摂取量は大幅に減少させることもできた.ファジィ線形計画法を適用することにより,通常の線形計画法ではできなかった,だいたいこのぐらいの量の栄養を摂取したいという制約条件を設定することができた.この手法を食事摂取基準等の条件を満たす食事モデルの計画に適用するには,1日分かあるいは1週間分なのか,どのぐらいの期間を想定して計画するか,また,1日のうちどのように朝食•昼食•タ食の配分を行うべきか,飽きがこないような食品の適量とはどれぐらいか,食品の季節性を考慮するなど,検討しなければならない課題もあるが,今後,より実用的な食事計画の発展させていくことが可能になると思われる.

    家庭一般,家庭総合,家庭基礎の居住改善学習の特徴: 平成元年•11年度学習指導要領に基づく高校家庭科教科書の分析

    宮﨑 陽子中島 明子
    668-680页
    查看更多>>摘要:本研究は,家庭科教育において「住まいや住環境を主体的に改善する生活者の育成」を目指すための一連の研究として行うものであり,特に高等学校家庭科の住宅事情•住宅問題•住宅政策を扱う分野の学習に着目している.高校生は自分自身の将来や自分と社会との関わりを考え始める時期である.卒業後,進学や就職を機に一人暮らしをする者もおり,住居の選択や住生活の自立を強く意識できる年齢層でもあるだろう.

    給食用食器の卵アレルゲンの残留性比較

    橋本 博行吉光 真人清田 恭平
    681-687页
    查看更多>>摘要:学校や保育園の集団給食の現場では,食物アレルギーを持つ児童や園児に対する対応は最も重要な管理項目の一つとなっている.そして,給食の提供において食物アレルギーを持つ児童や園児への対応として,原因となる食材を除去した除去食や代替する食品で置き換えた代替食等の対応が実施されている.除去食や代替食の提供には,良く洗浄されたアレルギー食用の専用の調理器具や食器を使用する必要がある.一方,学校給食で用いられる給食用食器の素材には,従来から用いられていたポリプロピレン,ポリカーボネート,メラミン,強化磁器に加えて,比較的新しい素材のポリエチレンナフタレートや耐熱ABS樹脂などがある.給食用食器の材質については,強化磁器製食器は原料の石英をα-アルミナで置き換えて強度を増した磁器食器である.ポリエチレンナフタレート製の食器は着色汚れが生じにくい食器として開発されたものである.また,給食用食器の学校給食等への選定時は,溶出物の有無,取扱いの利便性,強度,重量,そして使用感等の項目が検討されている.

    日本人の嗜好に合う納豆ソルギトックの製造条件最適化及び品質特性

    藤澤貴久子飯田 文子朱 那美
    688-698页
    查看更多>>摘要:2003年に放送されたドラマから発生した韓流ブームによりドラマ,料理,ファッションなどの韓国文化に興味を持ち,積極的に韓国を訪問する日本人の数が増えている.キムチ,プルコギなどは日本人を始めとし外国人にもよく知られ輸出もされているが,このような韓国料理は一部に過ぎない.韓国では2008年から韓国料理世界化政策に力を入れ,2017年までに韓国料理が世界五大料理に選定されることを目標とし広報活動などを行っている.韓国料理は健康食として取り上げられるようになり,またOECD加盟国の中で韓国が肥満率が一番低いことからWHOが栄養バランスの優れた食事として韓国料理に注目するなど一定の成果をあげている.しかし,世界で有名な12カ国の料理の味,価格,サービスなどの競争力を比較した結果,韓国料理は7位であり世界化にはまだ遠いのが実情である.韓国料理が世界各国に根付くためには,その国の環境や嗜好に合わせる現地化が必要であると言われており,韓国料理世界化政策の一つにもされている.本研究では韓国料理世界化戦略の一つである現地化に重点を置きLeeの研究,日本人が好きな韓国料理のアンケート結果を基に,外国人にもある程度認知されている韓国料理の中で欧米その他アジアに比べ日本人が比較的好む餅を取り上げた.韓国の餅は多種多様でトッポッキはその一種を用いた料理であるが,日本人がトッポッキより好むと言う結果が出た韓国伝統食としての餅をテーマとした.

    IFHE Council 2014 報告

    工藤 由貴子
    699-700页
    查看更多>>摘要:国際家政学会の評議会が,2014年7月20日〜24日カナダのオンタリオ州ロンドンのBrescia大学において開催された.主催は,ハミルトン家政学会:Hamilton Home Economics Association,全体テーマは「国際家族年20周年を記念して」:Celebrating the 20th Anniversary of the International Year of the Familyである.一面に広がる美しい緑の光景の中に,国旗の赤,参加者へのプレゼントの楓の葉を形どった赤いピン,たくさんのボランティアが身に付けていた楓模様のハンカチ,とカナダの美しい赤が印象深く思い出される.

    IFHE Council 2014 参加報告

    大本 久美子
    700-701页
    查看更多>>摘要:IFHE Council 2014は,一般会員も参加可能であることを知り,7月20日から5日間開催された全プログラムのうち,初日のシンポジウムと22日の評議会,基調講演に参加した.本稿では,E-POSTERと評議会について報告させていただく.20日のシンポジウムは,口頭発表,ラウンドテーブル,E-POSTERで構成されていた.E-POSTERは,会場のスクリーンにポスター(データ)を映し出し,5分間のプレゼン,3分間の質疑応答という短時間の口頭発表のようなものであった.

    「日本家政学会誌」に関するアンケート調査結果のご報告

    今井 悦子
    702-703页
    查看更多>>摘要:学会誌8号に同封致しましたアンケート調査にご協力頂きましてありがとうございました.結果についてご報告申し上げます.回答者は74名,回収率は2.8%(74名/2597名)でした.回答者の専門分野は,食物が最も多く43%,次いで被服が19%でした.なお,参考までに学会員の構成割合は,参考図の通りです.

    新刊紹介

    小川裕子
    707-707页
    查看更多>>摘要:編者北陸家庭科授業実践研究会では,2006年から「『子どもの探究を促す,思考を深める』家庭科の授業をどうつくるか」をメインテーマとして,理論と実践の往還を通して,授業実践研究を継続している.ここでのテーマは,近年注目されている「21世紀型能力」,中でも「思考力」を育てる家庭科の授業を課題にしている.この研究会は2009年に前著をまとめた後,2010年8月に「同会Ver.2」と刷新し,さらに計11回の研究会を経て,本書にはそこでの成果をまとめている.近年,全国各地で家庭科の授業実践を中心とする著作の発刊が続いているが,北陸の本研究会による一連の著作は,以下の点で抜きん出ている.

    書評

    小西史子
    707-707页
    查看更多>>摘要:本書は1972年に刊行されたものを文章はそのままに,写真をかなり少なくして再版したものである.構成は1.米の料理,2.麦の料理,3.雑穀の料理.4.穀物料理の一般法則,5.豆の料理,6.肉と魚の料理,7.乳の加工,8.果物と蔬菜から成っている.各食品の起源,加工して食べる方法及び名称について,東南アジア,中国,モンゴル,インド,中央アジア,中東,アフリカに至るまで,自分の足で調べ,時には味わって記されている.そのため,記述には説得力がある.昭和18年の満州における飯の炊き方から始まり,昭和40年代までの調査が克明に書かれている.写真には当時の素朴な人々の暮らしや食べ方があり,懐かしさが伝わってくる.同じ素材でも地域によって,多種多様に加工して食べられており,その多様さと人々の知恵に驚嘆させられる.とりわけ,乳の加工の仕方は,地域によって異なり,名前も味も異なる.それを詳しく几帳面に記録する筆者の観察力にも心打たれる.今ほど食科のない時代に,その土地でとれる植物や動物をさまざまに加工し,保存して人間は生きながらえてきた.その歴史を読者である私たちは,追体験することができる.

    編集後記

    吉澤千夏
    709-709页
    查看更多>>摘要:2014年最後の学会誌をお届けいたします.この1年は皆さまにとってどのような1年でしたでしようか.大型台風の上陸や土砂災害,御岳山の噴火等,自然が猛威を振るい,消費増税,食品の安全性の問題,多くの子どもや高齢者の命にかかわること等,私たちの生活を大きく変えるような出来事が次から次へと発生した,目まぐるしく,気の重くなる1年だったように思います.さらに研究する者としては,研究とは何か,その倫理とは等々,いろいろ考えさせられる1年でもありました.